学生援護会が5月のアルバイト平均賃金を分析
関東が最高額更新、関西も2カ月連続上昇で高水準を維持
労働市場サービスを行なう学生援護会(東京都新宿区、宮森清・代表)では、各種の求人メディアを発行していますが、そのうち98職種(※)について、関東および関西エリアで発行するアルバイト情報誌およびアルバイト求人サイトに掲載された求人情報からアルバイトの平均賃金を分析しています。5月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
※接客を伴う酒類提供職種および職種分類が明確でない募集を除いています。
(2003年1月集計スタート時98職種。2005年1月より一部対象職種の細分化により98職種)
【 関東エリア概況 】
5月のアルバイト求人情報98職種平均時給は1,044円(前月1,038円、前年同月995円・4.98%増)となっています。
関東エリアの平均時給は、前月から6円上昇し1,044円となり、先月に引き続き集計開始以来の最高額を更新しました。対前年上昇率は、2004年10月以降20カ月連続してプラスとなっており、さらに今月は4.98%と、集計開始以来最高の伸びを示しました。職種大分類では、専門職(1,321円)の時給が最も高く、次いで営業職(1,175円)となっています。対前年上昇率では、フード(一般)(5.70%)・専門職(5.47%)・運輸関連職(5.34%)がいずれも5%を超える高い上昇率となっています。またその他の職種でも営業職が前年を下回った以外は、2〜4%の上昇を示しています。
【 関西エリア概況 】
5月のアルバイト求人情報98職種平均時給は965円(前月959円、前年同月949円・1.68%増)となっています。前月から6円アップし、2カ月連続前月を上回って推移しています。
対前年上昇率は、2003年1月の集計開始以降一貫してプラスが続いているものの、2004年9月〜2005年11月までは下降傾向でした。しかし2005年12月以降は右肩上がりに転じ、伸び幅が回復してきています。職種大分類では、専門職(1,163円)の時給が最も高く、次いで営業職(1,130円)が高くなっています。対前年上昇率が最も高いのはサービス職(6.41%増)で、技能・労務職(3.82%増)が続いています。一方で、専門職(-9.25%)・事務職(-2.72%)は前年を下回っており、職種間の増減にばらつきが見られます。
(学生援護会 http://www.engokai.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・6月21日)