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【ヨミ】ステムキョウイク STEM教育

「STEM教育」のSTEMは「Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)」の頭文字を取った造語であり、これら理工系の知識を統合的に学ぶ教育をいいます。米国において戦略的に科学技術人材を育成しようと始まったもので、オバマ元大統領が演説で取り上げるなど、米国では重要な国家戦略のひとつとなっています。日本でも、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の取り組みや、2020年からの小学校におけるプログラミング教育必修化など、科学技術人材育成への取り組みが始まっています。
(2017/11/20掲載)

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STEM教育のケーススタディ

2020年に小学校でプログラミング教育必修化
「実践力」をどう育成するかが課題に

米国ではSTEM教育予算に年間約30億ドルを投入し、10年間でSTEM分野の大学卒業生を100万人増やすなど、具体的な数値目標を設定。ヨーロッパの先進国やインド、シンガポールでは、幼少期から基礎的な電子工学やプログラミング技術を学ぶ機会を設け、国を挙げてSTEM教育に取り組むなど、海外ではすでに本格的なSTEM教育が始まっています。

それに対して日本は「STEM教育」の一環として、ようやく2017年に文部科学省が次期学習指導要領で「プログラミング教育」の必修化を決定。IT人材の育成などを目的に、小学校が2020年度、中学校が2021年度、高校が2022年度以降に教育を開始する予定です。

必修化の狙いについて、文部科学省は「プログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動」としています。その背景にあるのは、情報科社会の急速な発展により、生活する上でプログラミングへの理解が欠かせないスキルとなったことがあります。ただ、既存の授業にいかにプログラミングを組み込むか、ICT(情報通信技術)教育とどう結び付けるかなど課題も残されています。

STEM教育は理工系の知識を得るだけでなく、その知識を活用して問題を解決する力を養うことを重要視しています。そのためにSTEMの4要素を統合して活用する力の育成が求められますが、これらを個別に教えてきた日本にはこれらを統合できる人材が少ないと言われています。実践に強く、技術を応用できる力をどのように伸ばすのか。日本ならではの新たなSTEM教育の手法が求められています。

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