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【ヨミ】グラフィックレコーディング グラフィックレコーディング

「グラフィックレコーディング」とは、議論や対話などを絵や図などのグラフィックに可視化して記録していくファシリテーションの手法です。会議の内容を一つの絵として見せることで関係性や構造が直感的にわかり、全体を俯瞰できるため、参加者の認識が合わせやすくなるというメリットがあります。また、可視化し振り返ることで隠れた問題点を浮き彫りにする、現場の雰囲気など言葉で表現されていない部分まで描いて気づきを与えるなど、「絵のついた議事録」にとどまらない、議論をより良いものとする手法として、注目を集めています。
(2017/8/7掲載)

グラフィックレコーディングのケーススタディ

絵心は関係なし。マスターすべきポイントは
「話を聴く」「聴いて表現する」「物事を構造化」

「グラフィックレコーディング」は話し合いの内容をリアルタイムで可視化するもので、思考が整理され、議論を客観的に見られるというメリットがあります。その使いやすさから、米国ではNASAやグーグルでも活用されています。

国内でも注目を集めており、富士通では有志が「グラフィックレコーディング」を社内に広めています。アイデアを絵入りのノートでまとめるノウハウを持っていた社員が、それを新人研修プログラムで取り上げたことに始まり、2016年には「グラフィックカタリスト・ビオトープ」を結成。メンバーである社員12人が社内外の会議でのグラフィックレコーディングを請け負い、目の前で実践してみせることで、そのノウハウを伝えています。

絵や図で表現すると聞くと、絵を描くことが苦手な人は敬遠するのではないか、と思うかもしれません。しかし、「グラフィックレコーディング」に絵心は関係ありません。人の表現は絵でなく○と△の図形で構いませんし、関係性は線や矢印だけで問題ありません。マスターすべきポイントは「話をよく聴く」「聴いたものを表現する」「物事を構造化する」の三つです。

ストーリーの節目を意識しながら聴き、その人ならではのポイントを抜き出す。人、人の表情、アイデア、ゴール、矢印といった基本的なアイコンは練習して描けるようになっておき、聴きとったものをスピーディーに絵にする。書いた言葉を色で囲んだり、関係性を矢印や点線でつないで構造化する。この三つができれば、グラフィックレコーディングは完成です。

『Graphic Recorder――議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書』の著書がある清水淳子氏は、絵が描けることよりも色の使い分けができるほうが見栄えがよくなる、と語っています。(ほぼ日手帳 2017/2017-04-04記事より)。スピードが要求される作業だけに、場に慣れることが一番の良策と言えそうです。

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