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【ヨミ】ワークショップ ワークショップ

ワークショップとは元来、「工房」「作業場」など協働で仕事を行う“場”を表す言葉。教育研修の手法としては、参加体験型グループ学習を意味します。講師から一方的にナレッジを受け取るだけの講義やセミナーとは違い、参加者自らが積極的な意見交換や協働体験を通じて、実践的な知識・技術を学びとるのが特徴です。研究や創作活動の手法として、あるいはまちづくりなどのコミュニティ活動における問題解決や合意形成の場として活用されることも多く、近年はあらゆる分野で広くワークショップが行われています。
(2009/4/27掲載)

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ワークショップのケーススタディ

参加者の主体的な学習意欲を引き出す
ファシリテーターの役割が成果のカギ

ワークショップは、教育を受ける側の参加者(学習者)が主体となって進められます。教育研修とはいえ、参加者は受け身で教えられるだけでなく、自らプログラムに取り組み、議論や協働体験を進めていく積極的かつ協力的な姿勢が求められるのです。

ただ参加者だけでは、自発的なグループ学習を運営し成果を上げることはできません。とくに企業研修では、本人の意志にかかわらず半ば強制的に出席させられているケースが多いため、主体的な参加意識を初めから全員に期待するのは、現実問題として難しいでしょう。

そこで重要になってくるのが、講師や先生ではない、「ファシリテーター」と呼ばれる進行役の存在です。ファシリテーターとは、「促進する」「助長する」という意味の英語‘facilitate’の派生語で、日本語では「引き出し役」などと意訳されることもあります。対話を通じて参加者一人ひとりのやる気や知恵、経験を引き出し、互いの学びあいから一定のアウトプットや問題解決が導き出せるよう、ディスカッションの場を活性化させる役割です。主体はあくまで参加者なので、ファシリテーターはいくら答えがわかっていても自分の考えを押しつけてはいけません。どのように進行していくかが、ワークショップの成否を分けるといっても過言ではないでしょう。

近年、人材開発戦略の一環として「企業内大学」制度を設ける企業が増えていますが、社員に自立・自律的な学習を促す狙いから、各大学の“講座”では従来の受け身の研修に代わり、ワークショップの手法がさかんに導入されています。

広告会社の博報堂では全社員のクリエイティビティを底上げするために、2005年春に「博報堂大学」を設立。社内外のすぐれた人材をファシリテーターやコーディネーターに招き、さまざまなテーマについて構想を深めるユニークなプログラムを実施しています。参加者にはレポートや提案などのアウトプットが義務付けられ、そこから実際のビジネスアイデアに結びつくことも少なくないそうです。

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