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【ヨミ】コワーキングスペース コワーキング・スペース

「コワーキング」(CoWorking)とは、独立して働くフリーランスや起業家、企業に所属していても働く場所を自由に選択しながら仕事をするノマドワーカーなどが事務所設備や会議スペースなどを共有し、それぞれの仕事を行うワークスタイルのこと。そういった働き方を支援する共有オフィス環境およびそれを提供するサービスのことを「コワーキング・スペース」といいますが、近年は増加傾向にあり、注目を集めています。
(2012/5/14掲載)

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コワーキング・スペースのケーススタディ

孤独な在宅より緩くて深いつながりを
オフィスの共有による相乗効果に期待

ソーシャルメディア・ツールの発達やネットワーク環境の高速化・大容量化など、情報技術の飛躍的な進化は、私たちの労働観にも大きな変化をもたらしつつあります。それは個人に組織からの独立を促し、時間・場所の制約に縛られない柔軟な働き方の実現を可能にしました。しかし、在宅勤務やSOHO、カフェなど孤立した仕事環境での作業はリラックスできる半面、ときに対人交流の不足による孤独感や不安を伴い、集中力の低下を招きがちです。実際、2007年にアメリカで実施された被雇用者に対するテレワーク関連の調査では、官民を問わず多くの労働者が、かりに認められても在宅勤務はしないと回答し、その理由として7割近くが孤独感を挙げています。

そこで注目を集めているのが「コワーキング」。2000年代の初めに米・サンフランシスコのフリーエンジニアたちが集まって働くようになったのが始まりといわれ、拠点となる「コワーキング・スペース」は世界各地で増えています。

既存のシェアオフィスやレンタルオフィスを活用するスタイルと決定的に異なるのは、利用者が個室やパーテーションで区切られたブースにこもるのではなく、図書館のようにオープンな空間を共有して各自の仕事に取り組むため、利用者間のコミュニケーションが生まれやすくなることです。コワーカーを受け入れるコワーキング・スペースでは、積極的に交流イベントやセミナーを催すなどして、利用者同士の緩やかなコミュニティーが形成されるよう促すのが普通です。

もちろん格安の仕事場や単なる話し相手を確保することだけがコワーキングのねらいではありません。それぞれが独立して働きながら、相互に情報やアイデアなどを交換して刺激し合ったり、業種を超えた人脈を広げたり、あるいは独りではこなせない仕事に他の利用者と協働して対応したり――コワーキングとは、オフィス環境を共有してコミュニティーを形成することの“相乗効果”を目指す取り組みなのです。自立・自律的なビジネスパーソン同士の、緩く、それでいて深いつながりといってもいいでしょう。

日本でも10年に神戸市内でコミュニケーション・ワークスペース「カフーツ」がオープンしたのを皮切りに、都内や関西などで相次いでコワーキング・スペースが誕生。施設の体裁や利用方法はさまざまですが、すでに全国で60ヵ所以上が稼働しています。

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