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【ヨミ】キャリアパス キャリアパス

ある職位や職務に就任するために必要な一連の業務経験とその順序、配置異動のルートを「キャリアパス」といいます。どんな仕事をどれくらいの期間担当し、どの程度の習熟レベルに達すれば、どういうポストに就けるのか――キャリアアップの道筋や基準・条件を明確化した人材育成制度です。
(2009/10/26掲載)

キャリアパスのケーススタディ

意欲ある人材を惹きつけるキャリアパス
「やり直しが利く」制度で採用力強化

人事戦略の一環として、キャリアパス制度の導入・充実を図る企業が増えてきました。各社ともホームページのリクルートサイトなどを通じて、その制度のしくみやメリットを詳しく公開しています。

キャリアパスが明確であるほど、就職希望者は、その企業に入社すればどのようなチャンスが得られ、それを活かすことでどういうキャリアに就けるのか、夢を描きやすくなります。在職中の社員にとっても、キャリアパス制度が充実していれば目的意識を刺激され、より意欲的に働けます。多くの企業がキャリアパスによる人材育成に力を入れているのはこのためです。

具体的なキャリアパスのしくみは、当然、業種や職種によって異なりますが、たとえばIT企業にシステムエンジニア(SE)として入社した人がいるとしましょう。この新人SEが作業に習熟して次に目指すのは、SEをまとめるプロジェクトリーダーです。リーダーの次は管理職でプロジェクトマネジャー。部下のマネジメントを含め、業務全般を統括・管理するポストです。さらにプロジェクトマネジャーを束ねるプログラムマネジャーとなり、経営的な観点から組織内の複数のプロジェクトを指揮する立場に就くのが一般的とされています。

終身雇用が一般的だった時代は去り、いまではキャリアアップのための転職は当たり前。仕事に意欲的な人ほど、キャリアを積んで自分を成長させたいという志向が強く、企業もまたそういう人材を求めています。だからこそ、キャリアパスが労使双方から注目されているのです。

最近は新卒採用において、優秀な人材であれば、数年間別の会社で勤務した後でも入社を認めるという「やり直しが利くキャリアパス」を交付する企業が現れています。大企業でもミスマッチから、大卒の3割が3年で退社してしまう時代。逆にいえば、中小企業がこうしたキャリアパスを導入すれば、数年後に大企業でスキルアップした人材が“還ってくる”可能性もあるわけです。

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