ハドルミーティング
ハドルミーティングとは?
「ハドルミーティング(Huddle Meeting)」とは、ビジネスシーンにおいて必要なタイミングと必要なメンバーで、10分から30分ほどの短時間で行うミーティングのこと。「ハドル」とは、アメリカンフットボールの試合中に行われる作戦会議のことで、フィールド上で選手たちが円陣を組み、数十秒間で情報共有や次のプレイの指示・伝達を行います。これをビジネスシーンに応用したもので、早期の課題解決や目線合わせが可能なほか、会議時間の短縮による生産性向上も期待できるため、導入する企業が増えています。
必要なときに必要なメンバーと素早く会議を行う
ハドルミーティングのメリットとは
アメリカンフットボールのハドルでは、どのようなことが話し合われているのでしょうか。直前のプレイの良しあし、対戦チームの戦術、選手の癖や弱点、次の一投の戦術の確認など、単に選手同士で士気を高め合うのではなく、次のプレイの明暗を分ける濃密なミーティングが短時間で行われています。
働き方改革が進んでいる現在も、無駄な会議は存在し続けています。上司が一方的に話し続けて結論が何だったのかわからない会議、人数合わせのために同席させられる取引先とのアポイントなど。しかし、本来の会議は、現状報告や課題の進捗、方針の確認や意見交換など、チームで課題を解決するために行われるもの。もっとスリム化することはできないのでしょうか。
そこで注目されているのが、ハドルミーティング。チームメンバー全員が週に1回、1時間ほど集まって行う定例会議などと異なり、必要なメンバーだけが必要なときに集まって、10分から30分ほどの短時間で行われます。
議題が複数ある場合は通常の定例会議などが効率的ですが、特定のプロジェクトの情報共有であればハドルミーティングがいいでしょう。オンライン会議やスタンディングスペースなどで手短に実施されることが多く、会議室も凝った資料も不要です。
そのメリットは、生産性の向上や、プロジェクトの進捗状況を細かく共有できること。情報の誤認識や伝達漏れといったミスが発覚しやすくなり、素早く軌道修正することができます。テレワークの必要性が高まっている現在では、オンラインで細かくつながることにより、コミュニケーション不足を解消できるという副次的効果も期待できるでしょう。
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