「衛生委員会」テーマや開催日程はどう決める? 第3回

労働者が50名を超えた事業所は実施義務のある衛生委員会。

月1回の開催が必要ですが、毎回話し合うテーマを考えるのは大変だと感じる方も多いのではないでしょうか。

最終回の第3回目は、衛生委員会を運用するためのコツと注意点について解説します。

 

~運用するためのコツ~

活発な話し合いになるように、内容や次第を決めておくことが大切です。

また発言が議長だけに偏らないよう、労使双方の意見が出るように促しましょう。

取り組み内容や実施状況がうまくいっていないときも、批判することはおすすめしません。

 

そのような場合は以下のように様々な視点で検討します。

・どこに問題があって実行できていないのか

・何をクリアすれば良いのか

・本当に実行内容は適切か など

 

話し合いが労使のどちらかの意見に傾きすぎないよう、適宜産業医へ意見を求めるのも良いでしょう。

話し合いが進まない、本筋から逸れてしまったときは、衛生委員会の開催目的や議題のゴールなど、目指す場所を参加者全員で再確認します。

同じ方向へ向かうために、時には修正することも必要となるかもしれません。

また、健康経営は会社の経営と直結していること、会社全体で取り組むものであることを伝え、方向性をすり合わせていくことも重要です。

 

~運用上の注意点~

衛生委員会では労災の報告や過重労働者の報告などが行われます。

個人情報の扱いには十分に留意しましょう。

また、休業中の労働者や特別な事情を抱えている従業員については、個人情報の開示は避けます。

必要であれば個別に産業医へ相談し、個人が特定できないように配慮しましょう。

 

まとめ

衛生委員会とは、労働者の健康障害や労災の防止、健康の保持増進に関する取り組みなどについて労使ともに話し合う場です。

形骸的にならず、職場改善につながるよう、事前の準備や参加率向上のために工夫をし、意見交換が活発になるような場にしていきましょう。

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政門 那美(マサカド ナミ) メディフォン株式会社 産業看護師・第一種衛生管理者・健康経営アドバイザー

政門 那美
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