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管理職になりたくない若手への処方箋~53.3%の希望とは

管理職になりたくない若手社員が増えています。たしかに昨今の管理職を取り巻く状況は厳しくて、「罰ゲーム」と揶揄されることもあるので無理はない……と心配の方もご安心を。もともと管理職になりたくなかった人も、実際になってみると「意外と悪くない」と答えるそうです。データが示すその真実とは……。

●昇進前後で変わる管理職のイメージ

まずはアンケート調査の紹介です。

「管理職になりたくなかった人でも得られる管理職の醍醐味」と題されたもので、いわく、昇進前、「管理職になりたくない」と思っていた人の53.3%が、昇進後に「管理職も悪くない」と思ったそうです。

ホント?と疑問に思うかもしれませんが、本当です。データとして450人近い管理職のアンケートに基づいているので信憑性はあるでしょう。

では、「管理職も悪くない」と思ったその理由は?

  • 社内での影響力が大きくなった
  • 現場の仕事とは違う面白さがある
  • 自分の成長を感じられるから

などが挙げられていて、すでに管理職の方ならば、「そうそう、そうなんだよ」と納得でしょう。

ちなみに、同調査は逆の立場、つまり、昇進前は「管理職になりたい」と思っていたのに、「やっぱりやめておけばよかった」という人の割合も挙げています。

これはわずか11.0%。

その理由は、「報酬が見合わない」というもので、これも企業によってはあり得る現実です。

 

●新任管理職へのサポートが必要

もし御社でも、「管理職になりたくない」という若手が多くて悩まれているとしたら、上記の調査は心強いものでしょう。とはいえ、「よし、管理職はイヤといっているアイツも昇格させよう。きっとなんとかなるはず」という乱暴な結論は避けたいもの。実は新任管理職にこそ手厚いサポートが必要と筆者は考えています。

たとえば、研修です。先日筆者が別コラムをアップしましたが、今や部下へのフィードバック研修は人工知能を相手に練習する時代。これを含めて、マネジメントの理論を一通り身に付けてもらうのは必須。それ以外にも、

  • 社内外のメンターや人事部が相談に乗る
  • 管理職の横のつながりを強化する
  • 部下の受容度を高くする

などの施策により、安心して管理職の役割に慣れてもらう工夫が必要です。

そしてもうひとつ、筆者が今注目しているのが「シェアード・リーダーシップ」です。

 

●徳川家康も実践した?シェアード・リーダーシップ

従来のリーダーシップ論は、「誰か一人」がリーダーの役割を担うという前提に立っていました。これは、組織の指揮命令系統を一本化すると言う観点からは、当然です。

でも、時代は変わりました。管理職を取り巻く複雑性は増して、一人の人間が管理できる範囲を超えています。あるいは、追い風という観点で見ると、IT技術の進歩によりコミュニケーションは劇的に楽になりました。たとえば、管理職二人体制になったとして、その両者が密にコミュニケーションをとることができるならば、指揮命令系統の混乱を避けることも可能でしょう。

このような考えを推し進めると、たった一人の固定された人間がリーダーシップをとるのではなく、状況に応じて最適な人材がリーダーシップを協同でとる(シェアード)スタイルがあり得るという発想も不自然ではないでしょう。

実はこのような考えを実践していたのが江戸幕府です。ひとつの役職を複数人で担当することが当たり前のように行われていました。時代劇がお好きな方ならば、市政を司る北町奉行所、南町奉行所が月ごとの交代制になっていたのをご存じの方もいるでしょう。すなわち、町奉行というひとつの役職を二人の人間が担っていたのです。これは町奉行に限らず、他の役職でも同様で、ここに日本発のシェアード・リーダーシップの萌芽を見ることができます。

そして今、世界的大企業でも似たような動きが広まっています。それが「共同CEO体制」。音楽配信サービスのSpotify (スポティファイ)やオラクルで実施されていることが、先日の日経新聞で報じられていました。背景にある問題意識はまさに上述のとおりです。一人の人間が技術面と経営面の双方をすべて理解するのは難しい……。ならば、その職責を2人で分担して担おうという発想です。

日本の職場においても、複数人でリーダーシップを担うシェアード・リーダーシップに注目すべき時が来ているのではないでしょうか。

このコラムを書いたプロフェッショナル

木田 知廣

木田 知廣
シンメトリー・ジャパン代表

ワトソンワイアットで人事制度の構築に携わり、その後ロンドン・ビジネススクールに留学し、グローバルリーダー育成の大家スマントラ・ゴシャールに師事(MBA取得)。2012年より米マサチューセッツ大学MBAの教鞭も執る

ワトソンワイアットで人事制度の構築に携わり、その後ロンドン・ビジネススクールに留学し、グローバルリーダー育成の大家スマントラ・ゴシャールに師事(MBA取得)。2012年より米マサチューセッツ大学MBAの教鞭も執る

得意分野 リーダーシップ、マネジメント、チームビルディング、コミュニケーション、ロジカルシンキング・課題解決
対応エリア 全国
所在地 港区

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