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「教える文化」が根づく!ナレッジ共有の仕組みづくり

昨今、多くの企業が「採用・育成・定着」の強化を掲げるなかで、最も悩みが表面化しやすいのが“ナレッジ共有”です。


「共有したいが、形式がバラバラ」
「属人的な業務が多く、引き継ぎに時間がかかる」
「新人の成長スピードが部署や担当者によってバラつく」
こうした課題は、業務フローや評価制度の見直しだけでは解決しきれません。

そのカギになるのは、仕組みだけでなく「文化」をつくること。
つまり、社員同士が“自然と教え合う”状態をどう実装するかです。

今回は、「教える文化」が根づくための仕組みづくりと、その実践ポイントを解説します。

 

1.「教える文化」が大事な理由

(1)人材流動性が高まり、“知識の持ち腐れ”がリスクに

採用市場の変化により、ミドル層の転職やジョブ型採用が進むなか、企業には“短期間で戦力化する仕組み”が求められています。これまでのように、ベテラン社員の経験に依存したOJTに頼り続けるのは難しくなりました。

 

(2)目の前の業務による忙しさが、教える・学ぶ機会を奪ってしまっている

現場が忙しいと「教える余白」がなくなり、教育が場当たり的になりがちです。
その結果、知識・ノウハウは各自のフォルダや頭の中に眠ってしまい、組織としての生産性が上がりにくくなってしまいます。

 

(3)若手は特に「学びの環境」を重視している

若い世代は、“成長実感”と“学びの機会”を強く求める傾向があります。
個人がスキルアップできる環境を整えることは、採用力・定着率の向上にも直結します。

だからこそ企業は、「個人の知識を組織の資産に変える仕組み」が必要です。

 

2.「教える文化」が根づく組織の特徴

(1)共有のハードルが低い

社内チャットやナレッジツールでの情報共有が“義務”ではなく、“自然”に発生する仕組みができています。また、情報共有の中でフォーマット・ルール・言語を揃えることで、誰でも同じ品質で情報を残すことができるため、意識することが大切です。

 

(2)失敗を隠さない

教える文化の前提は“心理的安全性”です。成功事例だけでなく、失敗の共有を歓迎する空気のある職場は、学びの量スピードが格段に上がります。

 

(3)役職・年次に関係なく意見が言える

新人でも「これはこうした方が早い気がします」と意見が言える環境や、上司が「このプロセスはどうしたら改善できる?」と問いかけられる組織は、ナレッジが循環しやすいといえます。

 

(4)共通言語を持っている

教育には、教え方・聞き方の“共通のフレーム”が欠かせません。

例)
・PREP法
・5W1H など

このようなフレームに沿った共有の方が、より“属人的な教え方”から脱却することができます。

 

3.「教える文化」をつくるための4つのステップ

ここからは、実際に組織に導入する際の流れを解説します。

 

STEP1|共有すべきナレッジの棚卸し

まずは、現場に眠っているナレッジを可視化します。

・業務フロー
・FAQ
・新人がつまずくポイント
・成功事例/失敗事例
・部署独自のチェックリスト
・顧客とのコミュニケーションノウハウ

この棚卸しを行うだけで、組織内の“属人化リスク”が浮き彫りになります。
同時に「何から共有すべきか」が整理でき、優先順位が決まります。

 

STEP2|共有フォーマット・ルールの整備

ナレッジ共有が続かない理由の多くは、“書き方がバラバラ”“どこに載せればいいのかわからない”からです。

例)

  • マニュアルのテンプレート

  • 3分レクチャーのスライドテンプレ

  • 事例紹介のフォーマット

  • 動画ナレッジの台本テンプレ

  • 投稿ルール(タグ・分類)

“どう書くか”を揃えることが、文化づくりの第一歩です。

 

STEP3|学びを促す“運用設計”

仕組みは整えて終わりではありません。
文化にするには「日常の動きに組み込む」ことが欠かせません。

・朝会で持ち回りで1分程度ナレッジを共有する場を設ける
・週報で“気づき”を一つ書く
・隔週でのナレッジ共有会(ローテーションで講師を担当)
・社内SNSでの“学び投稿”の推奨

とくに効果的なのは、“小さく・頻度高く・短時間で”共有できるサイクルをつくることです。これにより、忙しい現場でも教え合う習慣が続きます。

 

STEP4|文化として定着させる仕掛け

文化は“続いている状態”をつくることから始まります。

・共有されたナレッジを評価に反映
・表彰制度(ベストナレッジ賞など)
・イントラ内で“学び”を可視化
・動画化して誰でも見られる状態に
・オンボーディングに組み込む

とくに、オンボーディングの段階から「教わる→教える」ステップを設計すると、文化は早く浸透します。

 

4.「ナレッジ共有×インナーブランディング」が採用・定着を強化する

教える文化が根づくことは、「働き続けたい組織づくり」にも直結します。

 

(1)学びの多い組織はエンゲージメントが高い

人材の中でも特に意識が高いは“学べる環境”に居続けたいと感じます。
そのため、成果を出せる実感は、仕事の満足度を高め、離職率低下につながります。

 

(2)組織のストーリーが共有される

ナレッジ共有とは、単なる業務の引き継ぎではありません。
「なぜこの仕事をするのか」「どんな価値観で動くのか」など、企業の文化や哲学を“言葉と行動”で残していく営みでもあります。

これは、採用時の魅力訴求(カルチャーフィット)にも非常に効果的です。

 

(3)コミュニケーションが活発になる

教える・聞くのやり取りは、部署横断のコミュニケーションを自然と生み、チームの連携力を高めます。

昨今、多くの企業が「採用・育成・定着」の強化を掲げるなかで、最も悩みが表面化しやすいのが“ナレッジ共有”です。


「共有したいが、形式がバラバラ」
「属人的な業務が多く、引き継ぎに時間がかかってしまう」
「新人の成長スピードが部署や担当者によってバラついている」


こうした課題は、業務フローや評価制度の見直しだけでは解決しきれません。

 

5. まとめ|「教える文化」は仕組み×習慣×デザインでつくられる

ナレッジ共有は、単なる業務効率化ではありません。社員一人ひとりが、“自分の経験や学びを誰かの力に変える”という前向きな循環をつくることです。

 

そしてこの循環が生まれた組織は、

・新人が育ちやすい
・ベテランの知を活かせる
・離職率が下がる
・採用力が上がる
・企業文化が強くなる

という効果が期待できます。“知識が個人に閉じず、組織で循環する状態”こそが、これからの成長企業の必須条件です。

ぜひこの機会に、自社に「教える文化」を根づかせる仕組みづくりを考えてみてはいかがでしょうか。

 

ホープンでは、教育資料(スライド・動画・ワークシート)の制作や、オンボーディング資料の設計・デザイン、インナーブランディングのためのツール制作や社内浸透用の掲示ポスターの制作など幅広くご案内が可能です。

人と組織をつなぐ伝わるコンテンツ制作に関するご相談がありましたらホープンにお気軽にご相談ください。

このコラムを書いたプロフェッショナル

澁沢 舞

澁沢 舞
株式会社ホープン 次長

営業・制作経験と人事目線を武器に採用・研修・社内広報をホープンはトータルでサポート。採用・教育・社内施策を実現し「人事の悩み」を企画力とクリエイティブで解決。採用担当のリアルも踏まえながらお客様の課題を解決すべく専門チームを作り提案します。

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得意分野 人材採用、コミュニケーション
対応エリア 全国
所在地 世田谷区

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