集団を『チーム』に変える組織マネジメントNo.5
今回は、集団をチーム組織に変えるために必要なことについて解説したいと思います。
以前、私はこのことについて気づかされた体験があります。 私はは、現在研修の仕事をしていますが、特に自己規律を高めたり,個人のやる気など心のあり方を高めるような研修プログラムを行っています。当然ながら提供する我々自身のあり方について社内に厳しく「こうあるべきを伝え実践させてきました。
そんなある日 サービス業を営んでいるI社長と食事をした際に、従業員育成の秘訣を伺いました。
それは「その人の心が育たない限り行動を自ら変えようとはしない」ということでした。
そしてI社長は、「心が育つまでは問題行動があってもそこに注目しない」と言うのです。
私はそこでちょっと意地悪な質問をしました。
「じゃあ、遅刻してきたらどうするのですか?」と。
すると「遅刻にフォーカスしません。心が育っていないなら厳しく指摘などしません」と言うのです。
私はそんな馬鹿なことはないと思い、「それじゃあ行動が良くなりませんよね?」と言うと
「じゃ丸茂社長、指摘をしたら行動が良くなると思いますか? だったらとっくに良くなっていませんか?」と。
「正直少しイライラしましたが、そういう発想もあるのかという程度にその日は終えました。それから1週間ほどしたある日、社員が運割してきたのです。しかも待ち合わせ時間の5分前に電話があり今起きたと言うのです。
私は正直イラっとしましたがふと先日の1社長との会話を思い出しました。そして深呼吸をして彼に電話でこう伝えました。
「慌てないでから気をつけて来るんだよ」と。
いつもだったら怒鳴りつける私が、優しい言葉で語りかける。彼からすれば最も怖いパターンです(苦笑)。
それから1時間もしないで研修会場に現れた彼は、額に汗をっばいかいていました。
私は彼に言いました。
「最近帰りが遅いから疲れがたまっていたかな。気遣ってやれずに済まない。遅刻は良くはないけど過ぎたことは仕方がないし、そうやって走ってきた姿勢は○○の良さだよな。 さあ仕事を通じて挽回しよう 」 と。
その後、彼は誰よりも悪命に仕事に取り組みました。そしてその時に気がついたのです。
自分が間違っていたことに。
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- マネジメント
研修を請け負った企業の業績は必ず向上させる!
20年間のビジネス経験から培ったセミナーは、机上の空論ではなく実体験に基づいており、講師自らの失敗体験が多く盛り込まれているので、聞き手に親近感を抱かせると好評。実践すれば簡単に出来ることばかりでワクワクすること間違いなし。
丸茂 喜泰(マルモヨシヒロ) 株式会社シンプルプラン 代表取締役
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