新入社員の現場配属が進み、「新人のモチベーションが下がっているように感じる」という不安が
配属先の上司・先輩からよく聞かれるようになりました。
一方で、新入社員側からは導入研修とのギャップに直面し、上司・先輩にうまく頼ることもできないまま
「上司ガチャ」「OJTガチャ」と揶揄するような表現も耳にします。

こうした状況の根本にあるのは「価値観のズレ」。
OJTトレーナーが良かれと思って任せた仕事が「絶対にミスはしたくない」新人の自信喪失を招いたり、
新人なりに正解を探して「こうしてみたい」と考えたことがOJTトレーナーにうまく伝わらなかったり、と
双方手探り状態になっているケースを多く目にします。
特に新入社員は学生時代の多くをリモート環境で過ごしており、
対面でのコミュニケーションに慣れていないことから、こうしたすれ違いに強くストレスを感じやすい状況です。

＜たとえば、こんなところ見かけませんか？＞
・OJT「まずはやってみよう（やりながら覚えていこう、その都度教える＝経験トレンド）」
　⇔新人「分かりました（全体像が分からないまま進めるのは不安＝理解トレンド）」

・OJT「ひとりでやってみよう、分からないことあったら聞いて（職人気質）」
　⇔「先輩と一緒にやりたいです（連帯感・関係性）」

説明できない・質問できないからと言って「察してあげる⇔察してほしい」関係性では、
ＯＪＴの手探り状態を抜け出せません。
とはいえ今年の新人傾向を見てみると、自己防衛意識が強く
一方的に自己開示を求めても、なかなか分析には至れないでしょう。

今回ご紹介するモチベーション・トレンド診断では、
新入社員がどんなことで「承認・賞賛された！」とモチベーションを刺激されるのか、
“やりがい”の源泉を可視化することができます。

ＯＪＴトレーナーと新入社員がそれぞれのモチベーションの源泉を知ることで、
従来言葉に表しづらかった「価値観のズレ」を双方が捉え、
互いに適したコミュニケーションを取ることができるようになります。

新入社員が「上司ガチャ」「OJTガチャ」で離職する、その前に。
ＯＪＴトレーナーと新入社員の相互理解を促す「モチベーション・トレンド×ＯＪＴ」をぜひご覧ください