障がい者への就労支援を通じ雇用機会拡大を図る
「スタッフサービス・フロンティア」設立
このたびスタッフサービスグループでは、障がい者への就労支援を通じて雇用機会拡大を図る特例子会社、スタッフサービス・フロンティア(神奈川県相模原市、座間章・代表者、以下「SSFT」)を設立し、2006年5月15日(月)より業務を開始することになりました。
スタッフサービスグループでは、2000年に特例子会社のスタッフサービス・ビジネスサポート(神奈川県相模原市、座間章・代表者、以下「SSBSP」)を設立し、透析治療を必要とする腎臓機能障がい者を中心に、さまざまな障がいを持つ人を雇用し、就労を通じた社会参加支援に取り組んでまいりました。SSBSPでは「ノーマライゼーション、完全参加と平等」を企業理念に、「人に仕事を合わせる」という考え方のもと、グループ内の事務処理業務を通じ、障がい者各々の事情を考慮した職場・職務開発に努めてまいりました。その結果、設立6年で、国内で最多の262名の障がい者が勤務する規模に成長いたしました。
しかしながら障がい者雇用が進展するにつれ、加齢・病気などにより体力・健康面で不安を抱える人や、長期療養後の復職者への新たな配慮が必要になってきました。また、障がい者雇用の更なる門戸拡大を志向する中で、障がいの程度に応じた職務開発や就労支援も必要になってきました。
このような就労支援が必要な障がい者の雇用を進めるために、体力・健康・障がいの程度にあわせて多様な働き方ができる様、就業形態や職場環境に配慮するとともに業務負荷を軽減した職務の開発を目指し、今回新たにSSFTを設立しました。
SSFTでは、業務をグループ内の軽易作業に限定し、就労支援をすることで、従来雇用機会が少なかった重度障がい者や知的・精神障がい者などの雇用拡大を図ってまいります。また、加齢・病気などにより体力・健康面で不安を抱える人や、長期療養後の復職者に対しても、体力・健康・障がいの程度に合わせて就労できる様に取り組んでまいります。なお、事業開始にあたって、知的・精神障がい者など18名を新規雇用いたしました。また、地域の障がい者支援ネットワーク(福祉施設、行政、医療機関、養護学校等)と連携し、障がい者の職業訓練を受け入れ、能力開発に貢献するとともに、今後も働く能力・意欲のある方を積極的に雇用してまいります。
(スタッフサービス・ホールディングス http://www.staffservice.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・5月16日)