マンパワー・ジャパンが人材紹介サービスを強化
正社員転職支援を積極的にサポート
総合人材サービスのマンパワー・ジャパン(神奈川県横浜市、代表取締役社長、尾野博・代表取締役社長)は、近年急増する人材紹介の需要に対応するため、正社員の転職支援サービスを大幅に強化します。これに伴い、人材紹介本部を赤坂から利便性の高い丸の内という新しい拠点に移し、求職者の方と対応する個室数を今までの4倍に増やすなど、大幅に規模を拡大し、多くの求職者の方を一度に受け入れることを可能にする体制を作ります。
具体的には、求職者の方と個別に面談するための個室は面積を拡張し、ゆったりとしたスペースを持つ応接スタイルとしました。さらに、明るいイメージを作りだすため、テーブルサイズや部屋の色調に至るまで、細かな点にも配慮し、充実したコンサルティングの実現と共に、候補者の方が前向きに転職活動を進められるよう工夫しています。
今回の人材紹介サービスの強化は、同社がこれまで行ってきた派遣サービス業における顧客企業や求職者の方からの人材紹介サービスへの要望が、近年益々高まってきたという現状を受けて実現したものです。さらに、本年2月の世界規模でのマンパワーブランドの刷新に伴い、従来の人材派遣事業に加え、人材紹介サービス事業やアウトソーシング事業を尚一層強化すると共に、将来的には人事コンサルティング事業を含む総合的なサービスの展開を目指すこととなりました。今回はその一環として、日本ではまず人材紹介サービス部門の強化に取り組みます。
人材紹介サービスの市場動向としては、人材派遣サービスを提供している顧客企業の中にも、最近では派遣社員ではなく正社員を必要とする企業が増加する一方、派遣登録をしているが、正社員として働きたいと希望する求職者の方も急増しているのが現状です。また同時に、昨今の経済回復や団塊世代の退職、少子化の問題を受けて、企業も正社員採用に積極性を見せており、非正規社員を正社員に切り替える動きも増加しています。さらに若手社員の転職も非常に活発になってきており、能力が高いが就職難で、自己の能力を生かせる企業への入社が果たせなかった20代、30代前半の転職希望者も増加しています。このような背景から、さまざまな年齢層や職種の人材需要が急増すると共に、転職希望者側の質および量も増加しており、企業、求職者双方にとって、人材エージェントの上手な活用が急務となっています。
同社では、顧客満足度の高いサービスを目指しており、人材の紹介や求職者の方への仕事紹介においては、スキル・経験はもちろん、人柄や思考といった面で企業と求職者の要望の一致を図ることで質の高さを重視したサービスを提供しています。今後も積極的に多くの顧客企業に対してニーズに合った優秀な人材を紹介していくと同時に、求職者の方に対しても独自のセミナーを初めとする様々な企画や新しいサービスを提供していく予定です。
【 参考情報 】
(1)マンパワーの人材紹介サービスに関する参考情報
マンパワーでは、顧客企業に正社員として人材を紹介した場合、紹介した人材が本人都合で三カ月以内に退職した場合には、紹介料を全額返金する制度を全国で導入しています。またグローバル企業としての強みを生かし、世界72カ国から寄せられるマンパワーグループの成功事例を取り入れ、それらの情報を生かすことで、日々新しい取り組みに着手しています。またマンパワーでは人材紹介サービスのコンサルタントの数を、2006年12月期には前期末の2倍に当たる50人に拡大することを予定しており、2006年度のマンパワー・ジャパン全体の紹介事業における売上高は20億円を目指します。
(2)マンパワー人材紹介本部 正社員オーダーで需要の多い職種例
1. 営業職
2. オフィス関連専門職(財務経理・人事・マーケティング・貿易など)
3. 技術職(IT分野など)
4. メディカル
その他: 経営者・管理職、専門職
(マンパワー・ジャパン http://www.manpower.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・5月9日)