「G.E.T.プログラム」でグローバルエンジニアを育成
フィリピンで“システムLSI研修”を開始
総合人材アウトソーシングのフルキャスト(東京都渋谷区、平野岳史・社長)のグループ会社で、エンジニアアウトソーシング事業を展開するフルキャストテクノロジー(東京都渋谷区、貝塚志朗・社長)では、需要拡大と少子化などに伴うエンジニア不足への対応策として、海外で外国人や日本人留学生を教育研修し、グローバルエンジニアとして国内企業に派遣するという仕組みを構築しています。昨年10月からはトライアルとして新たにフィリピンにて“システムLSI研修”をスタートしておりましたが、これが順調に推移したため本年4月からはフィリピン人エンジニアを10〜20名採用し、本格的に研修をスタートする予定です。
フィリピンでは、ジードライブ(東京都渋谷区、相馬大輔・社長 http://www.zdrv.com)との提携のもと、フィリピン最大規模の総合大学、Perpetual Help=パーペチュアル・ヘルプ・システム大学ラグナ校(ビニャン市)の卒業生を対象に、同大学構内で毎日合計8時間のトレーニングを実施する予定です。“システムLSI”は携帯電話、デジタル家電や自動車などにおいて市場ニーズの高い技術分野であり、当社独自のG.E.T(Global Engineer Training/設計・開発スペシャリスト養成)プログラムに基づいてカリキュラムを実施しています。研修期間は最長10カ月で、研修終了後はグローバルエンジニアとして日本国内の大手メーカーなどで活躍することを目標にしています。
G.E.T.プログラムに基づいた研修はこれまで国内(東京・横浜)に加え、中国(上海・大連)、アメリカ、ベトナム、オーストラリアで展開しており、今回のフィリピンで6ヶ国、計8カ所目となります。現在、各国で83名が研修中で、これまでに134名のプログラム修了者を輩出しています。
優秀なグローバルエンジニアをタイムリーに顧客企業に提供するため、他社に先駆けて開始したこのG.E.T.プログラムが大きな競争力となり、2006年9月期 第1四半期は売上高1,836百万円(前年比113.2%増)、経常利益65百万円(前年比151.2%)となりました。今後も毎年150〜200名の外国人を採用・研修し、2008年9月期には売上高120億円、営業利益率10%の達成を目指しております。
(フルキャストテクノロジー http://www.fc-tec.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・4月28日)