IIBC、英語が社内公用語の企業で働くビジネスパーソンへの意識調査
勤務先で重視されていると感じる英語スキル1位は「スピーキング」で83.7%
「スピーキング」は重視される一方、最大の課題にも
日本でTOEICプログラムを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)(所在地:東京都千代田区永田町、理事長:室伏 貴之)は、20代から50代の英語が社内公用語の企業(以下、英語公用語企業)で働くビジネスパーソンを対象に、英語に対する意識調査を実施いたしました。
本調査では、英語公用語企業に勤める社員が「勤務先で重視されている」と感じる英語スキルは「スピーキング」が83.7%で最も高く、また「課題(スキルが不足している)と感じている英語スキル」についても「スピーキング」が66.0%で1位という結果となりました。勤務先で重視されつつも、苦手意識を感じる「スピーキング」の能力向上が大きな課題の1つであると考えられます。
また、(1)転職経験3回以上、(2)転職経験1回~2回、(3)転職未経験者を比較すると、転職経験の多い人ほど「ライティング」が重視されていると回答する人の割合が多い((1)74.8%、(2)71.5%、(3)59.3%)ことがわかりました。
【調査結果サマリー】
1. 英語公用語企業に勤める社員が「勤務先で重視されている」と感じる英語スキルは「スピーキング」が最も高く、また転職経験の多い人は「ライティング」が重視されていると回答する人の割合が高い
2. 英語公用語企業に勤める社員が最も課題に感じている英語スキルは、「スピーキング」(66.0%)。役職別比較では、一般社員と中間管理職は「スピーキング」が最大の課題であり次に「リスニング」と回答。一方、マネジメント層では「スピーキング」(64.7%)の次に「ライティング」(47.1%)が課題と回答
3. 役職が高くなるほど、英語スキルを継続的に学習する傾向にある
4. 英語公用語企業に勤める社員が英語スキル向上のために取り組みたいことTOP3は、1位「自宅などで自学自習する」(48.8%)、2位「外国人と英語で会話する」(39.6%)、3位「テストを受験する」(37.9%)
5. 今後受けたい英語テストについて、英語公用語企業に勤める社員の74.3%が「何らかの英語テストを受験したい」と回答。TOP3は「TOEIC(R)テスト」(47.6%)、「TOEIC(R)スピーキングテスト/ライティングテスト」(25.7%)、「英検」(24.5%)。現在の英語スキルのレベル確認のほか、英語スキル向上に英語テストを活用
6. 英語公用語企業では、役職が上がるほどTOEICスコア800点以上の割合が増加
【調査概要】
・対象 :英語が社内公用語の企業で働く20代~50代の男女
・サンプル数:412
・調査方法 :インターネット調査
・調査期間 :2015年4月16日(木)~20日(月)
※「英語公用語企業勤務者」は、「会社全体で英語が公用語」もしくは「会社の一部の部門/部署で英語が公用語で、自身はその部門/部署に所属している人」を意味します。
※本調査レポート内においては、小数点2桁を四捨五入処理しており、数値の合計が100.1%もしくは99.9%となる場合があります。
■英語社内公用語に対する社員の意識
今回の調査において、英語が社内公用語に切り替わった時期について質問したところ、33.3%が勤務先は「創業時から英語が公用語」と回答、それ以外では10.7%が「3年以内」、14.1%が「3~5年未満」、24.8%が「5年以上前」に英語に切り替わったと回答がありました。
また、創業時から英語が公用語ではなかった企業に勤める方に、勤務先の企業の公用語が日本語から英語になったことについて聞いたところ、「良かったと思う」「まあ良かったと思う」という回答が合計で69.1%であったのに対し、「良くないと思う」「あまり良くないと思う」という回答は合計で6.4%に留まり、英語が社内公用語の企業勤務者は、英語が社内公用語であることについて、ポジティブに捉えているという結果が出ました。
<本件に関するお問い合わせ先>
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
担当:広報室
TEL: 03-3581-4761 FAX: 03-5521-5970
(土・日・祝日を除く10:00~17:00)
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 http://www.toeic.or.jp/ /5月14日発表・同協会プレスリリースより転載)