アルバイトタイムスが現役大学生と共同で
『DOMO』 法政大学版を発行
無料求人情報誌『DOMO(ドーモ)』を編集・発行するアルバイトタイムス(東京日本橋、鈴木秀和・代表)はこのたび、法政大学経営学部経営学科の佐野哲ゼミナール(東京市ヶ谷、教授:佐野哲)と共同プロジェクトを組み、同ゼミナールに所属する大学生による無料求人情報誌『DOMO』法政大学版を2006年4月3日に発行しました。
今回の共同プロジェクトは、2005年春に同社が加盟している社団法人全国求人情報協会を通じ、法政大学佐野哲ゼミナールから提案・要請をいただき、その趣旨に同社が賛同し実現したものです。
同社は、2004年秋より「仕事を通じて新しい自分になりたいと行動する人を応援する」をブランドビジョンとし、『DOMO』ブランドの強化に着手しました。具体的な活動として、ロゴマークや表紙のリニューアルといった視覚的な浸透に加え、ブランドガイドブックによる社内の啓蒙活動を通じて実際の営業活動への反映を図り、より求職者である読者のための誌面作りに努めてきました。その中で、変化し続ける求職者のニーズの把握と、そのニーズを把握し得る仕組み作りを大きな課題として認識していました。
法政大学経営学部佐野哲教授は、主に経営社会学、労働市場研究を主な研究テーマとしており、特に若年層において著しい求職者と求人企業とのミスマッチの改善という課題に取り組む中で、ゼミナールの学生自身による求人情報誌の発行を検討し、アルバイトタイムスへ提案・要請するに至りました。
同ゼミナールから提示された研究課題によると、通常の求人情報誌では出稿者(求人企業)のニーズによって求人情報の掲載内容が決定される傾向が強いということです。『DOMO』法政大学版では、読者(求職者)となる法政大学生(主に新入生)の求職ニーズ把握をまず第一に行い、それをベースにしながら求人情報を新たに開拓し、学生の希望する業種・雇用条件・職場環境の求人情報のみを提供することで、効率良く希望の仕事を見つけられる媒体を目指しています。
『DOMO』法政大学版の特徴は、法政大学生の求職ニーズやライフスタイル、他媒体評価といった事前調査から、商品企画、営業、流通の活動すべてに至るまで、いわゆるアルバイト世代であり、『DOMO』の読者の中心層でもある大学生が主体となっていることです。アルバイトタイムスは『DOMO』ブランドの使用許可をはじめ、無料求人情報誌を発行するうえで必要なノウハウ、ならびに基本的な営業スキルの習得、制作や印刷といった実務面でのサポートを行いました。
求職者ニーズを徹底的に追及する今回のプロジェクトは、同社にとって大学生の研究活動を支援するという社会貢献活動であると同時に、求職者志向の『DOMO』ブランディング活動を洗練させていく上で、有効でかつ刺激的なものになると期待しています。アルバイトタイムスは、今後もこのような求職者とのコラボレーションに積極的に取り組んでいく方針です。
【 代表取締役社長鈴木秀和のコメント 】
今回の共同プロジェクトは、社会貢献活動という側面だけでなく、『DOMO』を発行しているわれわれが改めて求職者のニーズを再確認できる側面も併せ持っており、われわれ自身が活性化させられる非常に有意義なプロジェクトになると期待しています。また、『DOMO』法政大学版の発行は期間限定ですが、こうしたプロジェクトを通じて得られるネットワークは、今後の事業展開において重要な情報源になることも期待できるため、今後も積極的に取り組んで行きたいと考えています。
■ 『DOMO』法政大学版の概要
名称:『DOMO』法政大学版
発行日: 4月3日
配布期間: 4月3日〜17日
配布地域: 法政大学入学式会場、市ヶ谷キャンパス内
発行部数:5,000部
仕様: AB版(257mm×210mm)、全ページカラー
ページ数: 48ページ
掲載社数: 144社(区画は全て1/4ページ)
掲載料金: 無料
(アルバイトタイムス http://www.atimes.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・4月7日)