「企業のホームページには満足できていない」
ディップの調査で転職活動者の5割が認識
総合求人情報サイトを運営するディップ(東京都港区、冨田英揮・代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)) は、インターネットを使った転職経験者・転職活動経験者1,000名を対象に、求職活動における企業ホームページの利用状況に関する調査を2005年12月に実施しました。
アンケート結果によると、企業の採用ホームページを訪問した際に満足できないことが多いとした転職活動者は48.8%、その理由としては「実際の職場環境がイメージできないから」が59.3%、「企業のイメージが具体的に確認できないから」が49.9%、「募集要項等の情報しか得られなかった」が27.7%(複数回答)となり、企業のホームページにて、採用コンテンツが充実していない点が満足できない理由として上位となりました。
「応募を検討している企業ホームページを訪問する」86.9%、その理由としては「企業の詳細な情報収集するため」が81.8%、「ホームページを閲覧しないと企業の実態がわからないため」65.8%となっているのに対して、企業の採用ホームページを訪問した際に満足できないことが多いとした転職活動者は上記の通り48.8%となっています。転職活動者の多くが企業ホームページに詳細な情報を求めているのに対して、半数の企業が満足いく情報を提供できていないことが明らかになりました。
一方で、企業のホームページに満足することが多いとした転職活動者は51.2%、その理由としては、「企業のイメージが具体的に確認できたから」が70.3%、「転職サイトにはない情報が収集できたから」が46.5%、「実際の職場環境がイメージできたから」が36.5%と、企業の採用ホームページのコンテンツの充実が転職活動者の満足に繋がる結果となっています。
また「企業のホームページで知りたいと思う情報」として「自分の希望する働き方ができるか」71.8%、「職種・業務内容等が希望に合っているかどうか」70.8%と、転職活動者の多くが、その企業での働くことを想起できる内容のホームページを期待していることがわかりました。
以上から、採用に関するHPコンテンツが充実していない点が、求職者の動機付け、十分な企業の理解と仕事理解へ至っていない原因と考えられます。このように事前に企業側、求職者側の相互理解がされていないことが、「入社前・入社後のミスマッチ」の温床になっていると考えられます。
■ 詳しい調査結果は、同社ホームページまで。
(ディップ http://www.dip-net.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・3月24日)