アビームコンサルティングが4月から
欧州でコンサルティング事業を本格展開
アビーム コンサルティング(東京都千代田区、西岡一正・代表取締役社長)は、ヨーロッパ初の事業拠点として「アビーム コンサルティング ヨーロッパ」(本社登記はオランダ・アムステルダム)を2006年2月中に設立し、ドイツ・フランクフルト、ベルギー・ブリュッセルを中心に4月からヨーロッパにおけるコンサルティング事業を本格的に開始します。同社はこれまでアジアを中心に海外展開を図ってきましたが、今回の拠点開設によりヨーロッパでの事業展開を積極的に進めます。
ヨーロッパ地域は、日本をはじめとするアジア企業のグローバル展開において重要な市場のひとつです。そのため既存の同社顧客からは、現在日本やアジアで提供しているサービスをヨーロッパ部門や子会社でも提供して欲しいという要望が増えています。同時に、製造業を中心としたヨーロッパのグローバル企業は、成長の鍵として中国などアジア地域を製造拠点と販売マーケットの両面で注目しており、専門的な事業ノウハウを必要としています。このような市場環境から、アジア地域で事業拡大を図ってきた同社としては、アジアでの顧客基盤やコンサルティングノウハウを梃子に、グローバルでのサービスを拡充するためにヨーロッパ拠点の開設を決定しました。
今回開設する「アビーム コンサルティング ヨーロッパ」は、当初は自動車産業をはじめ製造業の中心地であるドイツ・フランクフルト、欧州系企業の本社の多いベルギー・ブリュッセルを中心に事業を展開します。現地に進出している日本・アジア企業や、アジア展開を目論む現地グローバル企業はもとより、現地内でビジネスを行うローカル企業も含む幅広いクライアント層を対象に、ビジネスコンサルティングからERP導入などのITコンサルティングまで総合的なコンサルティングサービスを提供します。
ヨーロッパで事業を立ち上げるにあたり、これまで大手経営コンサルティング会社で上級管理職を務めていたエリック・ファン・ハーレン(Erik van Haaren)とダグ・ダウニング(Doug Downing)を経営陣として迎え入れました。両者が長年にわたりヨーロッパおよびグローバル市場で提供してきたコンサルティング経験を生かし、ヨーロッパにおける顧客基盤の構築を行います。
アビーム コンサルティング ヨーロッパでは、当初約25名のコンサルタントによるサービス体制でスタートし、今後、スイス、英国、オランダと順次ヨーロッパ各地でコンサルティング事業を展開する予定です。
(アビーム コンサルティング http://www.abeam.com/jp/ /同社プレスリリースより抜粋・2月22日)