JX日鋼日石金属、入社2年目を全員海外研修へ。
グローバル人材の育成が狙い
JX日鉱日石金属株式会社(東京・千代田区)は将来的に海外で活躍できる人材を育成するため、新たな教育制度を導入。入社2年目の社員を、それぞれの語学力に応じ海外に派遣するプログラムを開始する。TOEICの点数により3コースを用意。730点未満はフィリピンでの語学研修。730点以上900点未満は語学力の向上に加え、異文化での生活に慣れさせるという目的も視野に入れた欧米での異文化研修。900点以上で英語力がすでに高い水準にある場合は英語以外の語学研修か英語圏で専門性の高い講義を受けさせるという。
現在、同社では総合職社員の約13%が海外で勤務しているが、今後は海外での事業展開のさらなる拡大が予想され、グローバル人材の育成は大きな課題となっている。(日経Bizアカデミー)
人材育成に関して明確な指針を設けることは、社員の学習への意欲を高めるだけでなく、就職活動中の学生へのアピールにもつながるだろう。優秀な人材を確保する上でも効果があると考えられ、今後の動向が注目される。
(『日本の人事部』編集部)