平成24年度学校基本調査(速報値)の公表について(文部科学省)
文部科学省は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、標記調査を昭和23年度より毎年実施しています。
今般、平成24年度の速報をとりまとめたので、公表します。
1 調査内容
(1)調査期日:平成24年5月1日現在
(2)調査対象:幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校及び各種学校並びに市町村教育委員会
(3)調査項目:学校数、在学者数、卒業者数、就職者数、進学者数等
2 調査結果の主な概要
(1)幼稚園から高等学校までの在学者は、1,543万6千人で、前年度より(*)12万4千人減少。
1.小学校はここ4年は減少傾向。12万3千人減少し、過去最低を更新。
2.中学校は過去7年ほど、高等学校は過去4年ほど安定的に推移していたが、数年後減少傾向に転じる見込み。
(*)中等教育学校、特別支援学校含む。
(2)大学の在学者は、287万6千人で、前年度より1万8千人減少。大学全体、学部学生、大学院生いずれも、長期的に見て増加傾向にあったが、前年度過去最高になり、今年度は減少した。
(3)専門学校の在学者は、57万8千人で、前年度より4千人増加。3年連続の増加となった。
(4)大学・短大への進学率については、長期的に見て上昇傾向にあったが、平成22年度をピークに、ここ2年は微減。専門学校への進学率は、3年連続で上昇。
1.大学・短大進学率(現役)53.6%(前年度より0.3ポイント低下)
2.大学(学部)進学率(現役)47.7%(前年度と同ポイント)
3.専門学校進学率(現役)16.8%(前年度より0.6ポイント上昇)
(5)就職率については、高卒、大卒、大学院卒いずれも、2年連続上昇した。
1.高卒就職率16.8%(前年度より0.5ポイント上昇)
2.大卒就職率63.9%(前年度より2.3ポイント上昇)
3.大学院卒就職率(修士課程) 73.2%(0.6ポイント上昇)
4.大学院卒就職率(博士課程) 67.2%(3.3ポイント上昇)
(6)大学卒業者の「就職者」のうち「正規の職員等でない者」、「一時的な仕事に就いた者」及び「進学も就職もしていない者」を合算すると、12万8千人となる。これらの安定的な雇用に就いていない者の卒業者に占める割合は、22.9%となった。
◆ 詳しくはこちらをご覧ください。
(文部科学省 http://www.mext.go.jp/ /8月27日発表・報道発表より転載)