平成24年度の年金額は0.3%の引下げ(厚生労働省)
本日(1月27日)、総務省から、「平成23年平均の全国消費者物価指数」(生鮮食品を含む総合指数)の対前年比変動率がマイナス0.3%となった旨発表されました。
年金額は物価変動に応じて改定されるため、法律の規定により、平成24年度の年金額は、0.3%の引下げとなります。年金の受取額が変わるのは、4月分が支払われる6月の支払からです。
《 平成24年度の年金額の例 》
【 国民年金】
〔老齢基礎年金(満額):1人分〕
・平成23年度(月額) 65,741円
・平成24年度(月額) 65,541円 (▲200円)
【 厚生年金* 】
〔夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額〕
・平成23年度(月額) 231,648円
・平成24年度(月額) 230,940円 (▲708円)
* 厚生年金は、夫が平均的収入(平均標準報酬36.0万円)で40年間就業し、妻がその期間全て専業主婦であった世帯が年金を受け取り始める場合の給付水準
【 特例水準の解消について 】
現在支給されている年金は、平成12年度から14年度にかけて、物価下落にもかかわらず、特例法でマイナスの物価スライドを行わず年金額を据え置いたことなどにより、本来の年金額より2.5%高い水準(特例水準)で支払われています。現在、この特例水準について、現役世代(将来、年金を受け取る人)の年金額の確保につなげるため、平成24年度から26年度までの3年間で解消することを検討しており、今年の通常国会に法案を提出することにしています。法案が成立すれば、平成24年度の年金額が、10月分が支払われる12月の支払から更に0.9%引き下がることになります。
○ 年金額の改定の仕組み(PDF:155KB)
◆ 詳しくはこちらをご覧下さい。
(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/ /1月27日発表・報道発表より転載)