ジョブダイレクトの企業調査結果から
「中途採用」の活発化が鮮明に
ジョブダイレクト(東京都新宿区、松本淳・代表取締役)は、インターネット上に掲載されている企業や各種法人の求人案件を網羅した求人情報専門検索サイト『ジョブダイレクト』( http://www.jobdirect.jp/ )を運営し、求職者と求人企業双方に向けて無料開放しています。
この度、Web上における各企業の中途採用の求人掲載率を「上場市場別」「業種別」「職種別」に区分して調査しました(2004年7月に実施)。第1回目の調査と比較すると、大変興味深い結果となりました。
【調査期間】10月26日(水)〜11月1日(火)
【対称】上場企業3,785社(内新興市場企業1,217社)および外資系企業1,200社
【結果】
(1)上場市場別では「東証一部」、「新興市場」で伸び、前回(2004年7月)の調査に比べ、自社ホームページでの中途採用を行う企業の割合は増加しており、初めて全体の50%を超えました。とくに割合が増加したのは東証一部で全体の49.6%(前回比6.4ポイントアップ)、新興市場で全体の60.7%(同7ポイントアップ)となっています。その他東証マザーズでは88.6%、ヘラクレスでは86.1%と前回に引き続き高水準を維持しています。
(2)業界別では「インターネット/通信」、「サービス/情報」業界が活発。とくに「インターネット/通信」「サービス/情報」業界の求人件数は、前回比200%以上、「不動産/設備/環境」「医療/ヘルスケア/バイオ」業界では前回比150%以上となっており、この4業界で上場企業全体の求人件数の約30%を占めています。求人件数で見ると一社当りの平均求人件数も増加(5.7件→6.5件/社)しており、活発な中途採用意欲を裏付けています。
(3)職種別では「電気/機械/化学」「SE/システムエンジニア」が牽引。職種別で見たときには、「電気/機械/化学系職種」が全体の25%、次いで「SE/システムエンジニア」「営業」となっており、採用の難しい技術系職種のニーズが相変わらず高いことを示しています。
(4)9社に1社は転職サイトも活用。上場企業で中途採用を行っている企業のうち、主要転職サイトで同時に募集している企業は11.7%であり、積極採用企業は自社ホームページのみならず転職サイトも併用する傾向があるという事がわかりました。
(ジョブダイレクト http://www.jobdirect.jp//同社プレスリリースより抜粋・11月15日)