ワークスアプリケーションズの「COMPANY」人事シリーズ、
AmazonEC2を利用したクラウド対応版を提供開始
~アマゾン ウェブ サービス 東京リージョンの活用により顧客に更なる選択肢を提供~
株式会社ワークスアプリケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役最高経営責任者:牧野正幸、以下 ワークス)は、パブリッククラウド環境「Amazon Elastic Compute Cloud(以下AmazonEC2)」上での運用に対応した、大手企業向け勤怠管理システム「COMPANY 就労・プロジェクト管理」並びに申請・ワークフローシステム「COMPANY Web Service」の提供を開始いたしました。また、ハイブリッドクラウド対応版として、「COMPANY 人事・給与」も機能強化いたしましたので、お知らせいたします。
● 大手企業向けパッケージ「COMPANYR」人事シリーズのAmazon EC2対応版を提供開始
この度ワークスでは、大手企業向け人事システムとして8年連続第1 位のシェア(※1)を誇る「COMPANYR」人事シリーズ製品を大幅に機能改良し、これまで大規模企業では実用化が難しいとされてきたパブリッククラウド対応版の提供を開始いたしました。
パブリッククラウド対応版「COMPANYR」が提供するメリット
・ 対象ユーザー1万人規模を想定した場合、物理サーバーでの運用と比較し、3割強のハードウェア費用の削減が可能です。(当社調べ)
・ クラウドを活用することで、一定時にアクセスが集中する処理の負荷を分散し、安定的な運用を担保することが可能です。
・ パッケージに関しては、従来と変わらず、ライセンスでの費用体系となる為、ハードウェア面でのコストを圧縮し、運用後のコストの削減、並びにトータルコストの可視化が可能となります。
● セキュリティを考慮したハイブリッドクラウドへの対応
ワークスでは約2年前より専任の開発部隊を設け、AmazonEC2上で稼働する基幹システムの実用化に向けて、研究開発を重ねてまいりました。そうした取組の中で、従来より、パブリッククラウド上に人事データを保持する際に懸念されていたセキュリティ面に関しては、機密情報を保持し、人事業務担当者等限られた管理者のみが操作するバックオフィスシステムをオンプレミス(※2)で運用し、申請や勤怠管理等の全従業員が操作するフロントシステムをクラウドに乗せ、両者を連携させるいわゆる「ハイブリッドクラウド」の形態を取ることで、リスクを回避することが可能となりました。
また、上記対応を行うにあたり、オンプレミス/クラウド間でのデータ連携や処理を従来の運用と同程度の速度で実行できるよう、アプリケーション側の品質改良を行い、全てのシステムをオンプレミスで稼働させる従来の形態とほぼ変わらない速度を維持した状態での運用を実現いたしました。
● アマゾンデータセンター東京リージョンでの検証を先行して開始
さらに、ワークスでは、3月2日に発表された、アマゾン ウェブ サービス アジアパシフィック地域2つ目の拠点である、東京リージョンにおける「COMPANYR」シリーズの検証を2月から先行して開始しており、システム処理の速度改善や、より安定的な稼働を実証してまいりました。新たな環境にて機能を拡張するパブリッククラウドの研究を推進することで、ハード面における選択の幅を広げ、顧客の情報投資効率の向上を支援してまいります。
(※1) 大手企業向け (年商1,000億円以上) ライセンス売上高シェア (エンドユーザ渡し価格ベース)
出典:株式会社矢野経済研究所 ERP/CRM市場の実態と展望 2009-2010
(※2) オンプレミスとは、クラウドの利用やサーバーの仮想化に対し、自社管理下にある設備に機材を設置し、ソフトウェアを配備・運用する形態のこと。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
株式会社ワークスアプリケーションズ http://www.worksap.co.jp/ /3月8日発表・同社プレスリリースより転載