シルクロード テクノロジーが日本法人を設立
人事統合クラウドサービス提供開始へ
シルクロード テクノロジー(東京都渋谷区、石橋愼一郎・代表取締役社長)は、11月1日より、北米シカゴに本社を構えるSilkRoad technology, inc.(本社:米国シカゴ、会長兼CEO アンドリュー・フリップ)の日本法人としてビジネスを開始したことを本日発表いたします。
シルクロード テクノロジーは、企業内にサーバをおかない、いわゆる「クラウド」と呼ばれる形式で、人事統合サービスを提供します。今までほとんどの企業の人事システムは、ERPと呼ばれるパッケージを利用し、採用や人材育成については専用のパッケージやクラウドサービスを併用するのが一般的でした。シルクロードのサービスは、そのすべてを包括的に提供でき、採用、内定者教育、社員研修までをカバーするのが特徴です。
シルクロード テクノロジーでは、まずこの11月にRedCarpet(レッドカーペット)と呼ばれる、内定者教育、配置/異動管理、合併・買収統合管理に関する機能を日本語化し、提供を開始する予定です。また来年1月にはOpenHire(オープンハイヤー)というパート・契約社員採用管理、正社員採用管理、採用プロセス管理の機能を日本語化し、提供を開始する予定です。RedCarpetは、内定者と密に連絡を取り合うことで、優良な人財が内定後に他社に流れるのを防止する機能も備えています。
OpenHireには、フェースブックやツイッター、そしてLinkedInといったソーシャルメディアと連携し、独自のアルゴリズムを用いて必要とされる人財の要件を満たす候補者を検索、応募者を待つだけでなく、いわゆるヘッドハンティングする機能も備えています。
最終的には、2012年中にWingSpan(ウイングスパン:パフォーマンス管理)、GreenLight(グリーンライト:研修等スタッフ育成)、HeartBeat(ハートビート:人事統合サービス)等すべての機能の日本語化を行い、提供をしてまいります。現時点で日本語含み9ヵヶ国語(英語、アラビア語、中国語(繁体)、フランス語、ドイツ語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語)にすでに対応済です。GreenLightはダブルバイトにもすでに対応し、現在ダブルバイト圏の言語への翻訳作業が行われています。
クラウド形式でソフトウェアをサービスとして提供する場合、ユーザーインタフェースの変更が難しい点が従来指摘されてきました。シルクロードでは、CMS(コンテンツマネジメントサービス)機能を提供し、ブログを作るように、プログラミングの知識なしに現場の担当者がインタフェースを変更できる機能を提供しています。
シルクロードテクノロジーの日本法人は、11月1日に株式会社サンブリッジソリューションズの名称変更によりスタートしました。(シルクロードテクノロジーの出資7割、サンブリッジおよび日本法人創業スタッフによる出資3割)サンブリッジソリューションズは、2008年に発売した3Rings(スリーリングス)と呼ばれる人財管理アプリケーションをすでに国内40を超える企業に導入しており、人事コンサルティングに関する実績も多数あります。今回の日本法人スタートにあたり、3Ringsは、シルクロードテクノロジーの製品のラインナップに統合され、将来的にはクラウドで提供されるようになります。
製品の価格は、1,500ユーザーで600万円よりとなります。 シルクロードテクノロジーでは、今後3年で国内にて7〜10億円の売り上げを見込んでいます。
米国シルクロードテクノロジーインクは、社員の『ワークハッピー』を実現するための人材採用、育成、活用、教育に加えて、人財管理統合システムをクラウドで提供するベンチャー企業です。2005年の設立以来、順調な成長を遂げ、顧客企業は50ヵ国、2000社以上の導入実績があります。世界大手金融企業アリアンツ、シンガポール航空、ソニー・ピクチャーズ、スターバックス、三菱自動車など中小から大手まで多岐に渡る人事統合ソリューションで企業の『人財戦略』を支援しています。場所を問わずにさまざまな言語でサービスにアクセスできることで、多くのグローバル企業に支持されています。また、社内にサーバを設置せずに利用でき、導入が短時間でできることから、予算の限られた中小企業でも多く導入されています。
シルクロード テクノロジー http://www.silkroad.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月10日