ネオレックス、運輸・物流向けのシステム開発
クラウド勤怠管理システムとアルコール測定器と連動
東海電子(静岡県富士市、杉本一成・代表)とネオレックス(名古屋市熱田区、駒井拓央・社長)は、国土交通省の省令改正により、対面であっても始業・終業点呼時にアルコール測定を行うことが義務化されることを受け、運輸・物流業界向けに、アルコール測定器の「ALC-PROII」とクラウド(SaaS・ASP型)勤怠管理システムの「バイバイ タイムカード」が連動して動作するシステムを開発したことをお知らせ致します。
< 国土交通省の省令改正概要 >
2010年4月28日の報道発表資料、「旅客自動車運送事業運輸規則及び貨物自動車運送事業輸送安全規則の一部を改正する省令並びに関係通達の改正について」において、省令改正が発表されました。
主な改正点は下記の通りです。
○ 対面であっても始業・終業点呼時にアルコール検知器によるアルコール測定を行うことを義務とする
○ 上記アルコール測定の結果を1年間保存することを義務とする
○ 対面点呼を行えない場合も、乗務員がアルコール検知器によるアルコール測定を行い、管理者に結果を連絡することを義務とする
※ 上記改正は、2011年4月1日に施行されます。
<ALC-PROIIとは>
ALC-PROIIは、職業運転士の管理用に開発された、精度、記録保存性、本人確認性に優れた業務用アルコール測定器です。ALCシリーズは、累計、5,000法人・15,000事業所で運用されており、業務用アルコール検知器No1の製品となっています。(矢野経済研究所調べ)
<バイバイ タイムカードとは>
バイバイ タイムカードは、タイムカード、タイムレコーダー等を利用して行われている従業員の出退勤時刻の記録と、それらの集計作業や給与計算ソフトへの入力作業を自動化する、クラウド(SaaS・ASP型)勤怠管理システムです。
「パソコン、携帯電話、バーコード、QRコード、ICカード、指静脈などの多種多様な打刻方法(タイムレコーダー)」と、「低価格でフレキシブルなカスタマイズ対応」を特徴とし、2008年には「ASP SaaSアワード」にて業務系分野グランプリを受賞、2009年には「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
また現在では、全国で6万人以上の方に利用されています。
<ALC-PROIIとバイバイ タイムカード連動の概要>
バイバイ タイムカードで出退勤時刻の記録操作(=打刻)を行うと、アルコール測定を促すメッセージが表示されます。
アルコール測定が完了すると、出退勤時刻が記録されると共に、アルコール測定結果と測定時に撮影された打刻者の顔写真が記録されます。
アルコール測定時に基準値以上のアルコール濃度が検出された場合は、警告が表示されると共に、管理者にアルコール検出を知らせるメールが送信されるようになっています。
※ バイバイ タイムカードにおける、バーコード、ICカード、指静脈など、PCを利用する全ての打刻方式でALC-PROIIとの連動が可能になっています。
<ALC-PROIIとバイバイ タイムカード連動の効果>
ALC-PROIIとバイバイ タイムカードが連動することにより、下記のような効果が期待されます。 ○ 始業・終業時のアルコール測定実施を徹底することが出来る
→ 測定を行わないと出退勤の記録が出来ないため
○ アルコール検出を即座に管理者に通知することが出来る
→ アルコール検出時に管理者宛にメールが発信されるため
<今後の予定>
ALC-PROIIとバイバイ タイムカードの連動は、首都圏における大手物流企業である南日本運輸倉庫株式会社様のご要望が直接のきっかけとなって開発されました。南日本運輸倉庫様では、まずは8ヵ所の物流センターでALC-PROIIとバイバイ タイムカードの連動システムをご利用頂く事となっています。
また東海電子とネオレックスでは今後、本連動システムの販促活動に共同で取り組んでいく予定となっています。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご確認下さい。
ネオレックス http://www.neorex.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・8月24日