資格の学校TAC、6500名を支える人事給与業務基盤として
クレオの『ZeeM 人事給与』を導入
クレオ(東京都港区、土屋淳一・代表取締役社長)は、「資格の学校TAC」のブランドで各種の資格取得支援事業を展開しているTAC(東京都千代田区、斎藤博明・代表取締役社)が、約6500名の従業員と講師を支える人事給与業務の基盤として、クレオの人事給与システム『ZeeM 人事給与』(ジーム じんじきゅうよ)を導入したことを発表します。TACは、『ZeeM 人事給与』を活用し、人事給与業務の内製化によるスキルの蓄積と、大規模M&Aに伴う円滑な人事統合を実現しました。
■ 講師の報酬体系が多様化かつ複雑化する中、約6500名を支える人事部
TACは、「プロフェッションの養成」を基本理念として、社会人・大学生を対象に公認会計士・税理士・簿記検定等の資格取得教育、企業を対象とした実務教育を核とした人材育成事業を展開しています。TACには約1200名の従業員に加えて、約5300名にのぼる講師が登録されており、人事部は合計約6500名を管理しています。講師には複数種類の契約形態があり、その報酬体系は多様化かつ複雑化しています。
■ 業務アウトソーシングで空洞化した人事給与業務スキルを再蓄積すべく、『ZeeM 人事給与』を導入
かつて、TACは、人事給与業務をアウトソーシングで行っていました。その結果、スキルが空洞化するとともに、講師の複雑な報酬業務をはじめとする人事給与業務の全体像を把握できない状況となっていました。一層の経営効率化を図るうえで、人事給与業務についても業務革新が必要となる中、スキルの再蓄積が不可欠となりました。
この様な状況下、TACは、スキルの再蓄積を実現すべく、人事給与業務をアウトソーシングから内製へ切り替えることを決断しました。内製化を実現する業務基盤として、高い業務適合性と安心できるサポート力を備えるクレオの人事給与システム『ZeeM 人事給与』を導入しました。『ZeeM 人事給与』を選んだ主な理由は次のとおりです。
[ 選定理由 ]
・ 標準機能の網羅性の高さ。
・ 多種多様なマスター設定項目を備え、講師に対する複雑な支払い報酬項目に対応が可能。
・ セキュリティ権限マスタにより、各拠点での分散入力が実現可能。
・ 人事給与業務を深く理解した専門家によるサポートを提供。
TACは、『ZeeM 人事給与』を業務基盤とした業務の再構築に成功し、人事給与業務の内製化を2008年10月に実現することができました。
■ 大規模M&Aに伴う人事統合を迅速かつ円滑に実現
TACは、2009年9月に、「Wセミナー」のブランドで主に司法試験・司法書士・弁理士などの資格取得支援事業を展開している株式会社早稲田経営出版をM&Aにより経営統合。人事部では、M&Aに伴う人事統合を推進。内製化で再蓄積したスキルと、豊富な機能と拡張性を備えた『ZeeM 人事給与』を活かし、2010年4月、TACとは給与体系の異なっていた従業員・講師約2000名の人事統合を迅速かつ円滑に完遂することができました。
執行役員 人事部 部長 猪野 樹氏は次のように述べています。
「人事給与業務をアウトソーシングで行っていた頃は、業務のスキルが空洞化しており、改善策の検討さえ難しい状態でした。アウトソーシングから、『ZeeM 人事給与』を業務基盤とした内製への切り替えにより、スキルを社内に蓄積し、業務革新を実現できる環境を整えることができました。昨年、早稲田経営出版のM&Aにより社員や講師の数が大幅に増加しましたが、人事部の要員を増やすことなく、迅速かつ円滑に人事統合を実現することができました。当社の事業の要は、人材にあります。今後は、人材戦略をはじめとした業務の高付加価値化を推進していきたいと考えています。」
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
クレオ http://www.creo.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・6月23日