アイ・コミュニケーション
ビジネスメールの宛先欄に関する意識調査を実施
ビジネスメール教育の専門家であるアイ・コミュニケーション(東京都千代田区、平野友朗・代表取締役)は、自社運営サイト「ビジネスメールの教科書」の閲覧者に対し「ビジネスメールの宛先欄に関する意識調査」を実施したのでお知らせします。有効回答数は411名。調査期間は2010年4月1日〜4月30日。
調査によると、「受け取ったメールの宛先(To、Cc)欄の自分の名前に“様”がついていなかったら?」と質問したところ、「気にならない」と回答した人が156名(38%)。「意識したことがない」と回答した人が71名(17%)。「失礼だと思う」と回答した人が184名(45%)という結果になりました。「気にならない」と「意識したことがない」と回答した人を合算すると227名(55%)で、過半数の人が受け取ったメールの宛先(To、Cc)欄の自分の名前に“様”がついていなくても気にならず、ビジネスメールでは宛先欄に“様”をつける必要がないと考えていることがわかります。
この結果から、敬称としての“様”を宛先欄につけることは、ビジネスの現場ではメールマナーとして指示されていないと考えられます。その理由としては、メールを返信する際に、自分の名前の横についている“様”を消す手間が非効率であることと、上司に対しても“様”をつけた場合、社外の人も宛先に含まれていた場合は失礼に当たることが考えられます。また、アドレス欄は記号の集合体であるため、敬称を含んだ登録はデータ保存の一貫性を損なう恐れがあるとも言えます。英語表記で登録した場合、“Mr.”や“Miss”といった敬称はつけずに登録することと比較すると、宛先(To、Cc)欄に“様”をつける習慣は日本特有のものであると考えられます。身内以外にメールを送る場合、敬称としての様をつけることが丁寧であるという意見に間違いはありませんが、現在のビジネスシーンでは重要視されていないことがわかります。
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有限会社アイ・コミュニケーション http://www.sc-p.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・5月12日