ウィンワークス、「V4C: Value for Customer」および
勤務シフトルールセットの業種別テンプレートの提供を開始
ウィンワークス(東京都千代田区、渡邊邦昭・代表取締役社長)は2010年4月9日より WINWORKS Oneの導入プロセスを標準化した「V4C: Value for Customer」および本プロセスで使用する勤務シフトルールセットの業種別テンプレートの提供を開始いたします。
V4CはWINWORKS Oneを活用したPPM(People Performance Management)導入の方法論です。これは勤務シフト制を採用している小売店、外食、病院、ホテル・旅館などの現場における勤務上のボトルネックを見える化し、それを改善するためのWINWORKS One導入方法を決定します。本プロセスに基づき決定する勤務シフトルールは、V4Cに含まれる業種別テンプレートを用いることで、効率的に実施することができるように設計されています。
■ V4Cと業種別テンプレート提供開始の背景
ウィンワークスはこれまで、様々な業種にWINWORKS Oneを適用し、現場の勤務シフト表を最適化することで、現場の勤務効率向上を支援して参りました。この経験に基づき、その方法を体系化し、V4Cとして標準化しました。これにより、同様のニーズをもつお客様のプロジェクトを効果的にすすめることができます。
さらに、ルールセットを業種毎に体系化した業種別テンプレートは、従来現場任せでブラックボックスだったシフト表作成のルールを見える化し、現場のボトルネックの把握、勤務シフトルールの標準化に役立ちます。
■ V4C
V4Cは「現状の課題分析」、「改善方法の評価」、「運用パラメータの設計」、「勤務シフトルール標準化」の各フェーズをサポートします。
・ 「現状の課題分析」は現在運用している勤務表と、トラフィックデータや売上げ情報から、勤務効率を指数化し、勤務シフト上の課題、さらにその改善策を、シフトの種類、組み合わせなどを検討した上で立案します。
・ 「改善方法の評価」は、いくつかの改善策を実施した場合の勤務効率をシミュレーションによって計算し、比較評価します。
・ 「勤務シフトルール標準化」では、業種別テンプレートの体系に沿って、現場に適用するシフトルールを設定し、複数の現場に適用するシフトルールの共通化、個別の現場の例外ルールなどを、全体のポリシーのもとで決定していきます。
■ 業種別テンプレート
業種別テンプレートは、ウィンワークスが独自に整理した勤務シフトルールの雛形で、勤務シフトを決定する上で考慮するルールを以下の観点で整理したものです。
(詳しくは、 http://www.win-works.com/2010/03/post-41.html をご覧ください)
・ 勤務のしやすさ
勤務の組み合わせや、シフト毎の月間割当て回数などを規定するルールセット
・ 勤務の公平性
全スタッフ、あるいは各職種毎に月間のシフト割当てを公平にするルールセット
・ 特別なイベントの勤務態勢
専門店ではセールなどのイベント、棚卸などの特別な勤務態勢とする場合のルールセット
・ スキル別の出勤体制
出勤するスタッフのスキル毎の構成を規定し、現場を適正に運営するためのルールセット
・ 連続勤務日数
全スタッフ、あるいは各職種毎に連続して勤務させることが出来る日数を規定するためのルールセット
この雛形を元に現場に適用するルールの整理と、システムに実装するルールを規定することで、迅速に勤務シフトルールを設定でき、V4Cのプロセスを効率的に推進できます。
今回、アパレル、インテリア、雑貨などの専門店向け、および介護・看護病院向けのテンプレートを提供開始します。今後、外食、専門コールセンターなどの他業種、他業態向けのテンプレートも開発していきます。
ウィンワークス http://www.win-works.com /同社プレスリリースより抜粋・4月9日