ISID、バンダイナムコHDの人事シェアードサービスの
基盤システムをパッケージソフト「POSITIVE」で構築
電通国際情報サービス(東京都港区、水野紘一・代表取締役社長、以下ISID)は、バンダイナムコホールディングス(東京都品川区、石川祝男・代表取締役社長、以下バンダイナムコHD)の人事・給与・就業システムをパッケージソフト「POSITIVE(ポジティブ)」で構築したことを発表します。
本システムの管理対象は、バンダイナムコHD及び国内グループ会社―バンダイ、バンダイナムコゲームス、ナムコ―の計4社、従業員約8,000名に上ります。今回導入したパッケージモジュールは、「POSITIVE人事」、「POSITIVE給与」、「POSITIVE就業」、「POSITIVE従業員向けWebサービス」で、2009年4月稼働開始以来、安定して稼働しています。
バンダイナムコHDは、2005年9月にバンダイとナムコの経営統合により設立され、2008年4月には主要グループ会社の管理部門をバンダイナムコHDに集結し、総務・人事・経理・情報システムなどの業務を行うシェアードサービス部門を設立しました。今後、中長期的にはグループ全体の管理部門の機能集約を図っていく予定です。
バンダイナムコHDでは経営統合にあたり、グループの人事・給与・就業システムの統合を検討しました。当時、ナムコではISIDの中堅企業向け人事給与パッケージ「STAFFBRAIN(スタッフブレイン)」を、バンダイでは、ユーザーによる導入設定方式の大手企業向けパッケージを使用していましたが、統合後の利用環境、特にWebによるアプリケーション利用と個別開発による拡張性を考慮した検討の結果、「STAFFBRAIN」の上位製品である大手企業向け人事・給与・就業パッケージ「POSITIVE」が採用されました。
【 「POSITIVE」が採用されたポイント 】
(1) システム導入時や稼働後の保守運用時におけるISIDの充実したサポート体制
新システム検討時、バンダイではユーザー主体で導入・運用を行うパッケージソフトだったため、人事部門のシステム運用管理が負担となっていました。一方、ナムコでは、ISIDがシステム導入時だけでなく導入後の保守サポートも充実していたこと、および基幹システムとの連携にも可能なことが評価され、「POSITIVE」が採用されました。バンダイナムコHDでは、システム維持管理における属人化が解消され、人事部門は本来業務に専念することが可能になりました。
(2) シェアードサービスの基盤システムとして最適なWebシステム
企業グループで活用するにあたり、「POSITIVE」がWebブラウザから全ての機能が利用
可能な製品であることが評価されました。また、大規模なシェアードサービスセンターやアウトソーサーへの導入実績が豊富にあり、ISIDに人事制度の異なる複数会社を1つのシステムで統合管理するノウハウがあることも評価されました。
今回のシステム統合は段階的に実施しました。まず、主要グループ各社が「POSITIVE」でシステムを構築。その後、各社のシステムをバンダイナムコHDのシェアードサービス部門のシステムに統合し、2009年4月に稼働を開始しました。
< バンダイナムコHD設立から人事シェアードサービスの基盤システム稼働まで >
2005年9月: バンダイナムコHD設立
2006年4月: バンダイナムコゲームス、ナムコ各社でシステム稼働開始
2008年2月: バンダイでシステム稼働開始
2008年4月: 主要グループ会社の管理部門をバンダイナムコHDに集結、シェアード部門設立
2009年4月: グループ4社のシステムを統合し、バンダイナムコHDの人事シェアードサービスの基盤システムとして稼働開始
ISIDでは人事・給与・就業パッケージとして、大手企業向け「POSITIVE」と中堅企業向け「STAFFBRAIN(スタッフブレイン)」を提供しており、累計約1,100社に導入されています。両製品をコアとするHRM(Human Resource Management)ソリューションビジネスを強化し、企業の規模、業種・業態を問わず積極的に展開していきます。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
電通国際情報サービス http://www.isid.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・2月1日