grooves、PWCメンバーファームとの提携により
HR向けコーポレートファナンス事業を拡大
人材業界向け経営支援のgrooves(東京都港区、池見幸浩・代表、グルーヴス)は、人材業界特化型コーポレートファイナンス事業において新たにPwCアドバイザリー(東京都千代田区、岡昭一・代表)と包括提携した。
同社は世界153ヵ国749都市に展開するプライスウォーターハウスクーパース(PwC)のメンバーファームで約380名のプロフェッショナルを擁する総合コンサルティングファームである。
■ 詳細
「グルーヴス HRコーポレートファイナンス サービス」は人材業界へ特化した業界初のM&A仲介事業で、2007年3月にサービスを開始した。人材市場の急激な拡大、相対的に「ポジティブな」M&A仲介や金融面での支援需要増加の背景により2007年〜2008年は当初目標売上予算を大きく上回る売上を達成した。
2009年は、比較的「ネガティブな」国内外含むM&A仲介、金融支援アドバイザリー業務を拡大する。この背景には、世界的不況や「2009年問題」に伴う人材業界の業績低迷があり、人材業界全般でのコーポレートファイナンスにおける幅広い実績と、人材領域で活発な約2000社のネットワークを保有するgrooves(グルーヴス)のサービス拡充ニーズと、グローバルネットワークと財務・分析・業務プロセスについての豊富なスキルを有する PwCアドバイザリー株式会社の事業拡大ニーズが一致した。
■ サービスの概要
人材サービス業独特の事業構造・慣習への深い理解、マーケットリサーチに基づくアドバイス、クライアントの価値極大化を最大の特徴とする業界初の専門サービス。国内外の人材業界ベンチャーから、上場大手企業までを幅広く対象とする。
企業・プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、MBO/MEBO/LBOなどを含む総合的なコーポレートファイナンスのアドバイザリー業務を行い、クライアントにおける株主価値の創造や信頼の構築、市場とのコミュニケーションを促進し、業界においてより良いきっかけを提供することを目的としている。
■ M&A案件の発掘、初期検討、推進、実行に関するフィナンシャルアドバイザリー業務
■ M&A機会の提案
■ 事業・株式価値の評価
■ 財務デューデリジェンスの支援
■ 案件ストラクチャリング
■ 各種ポータルサイトM&A支援
■ ベンチャーキャピタル業務
■ 業務パフォーマンスの改善
■ 経営と内部統制の改善
■ クライシス・マネジメント
■ リストラクチャリングと価値実現
■ 事業の創造/買収/ファイナンス
■ これら新規事業/買収/ファイナンスと、現行の事業運営との統合
あわせて、当初より予定していた投資対象を人材サービス事業者に特化したファンド「grooves HRファンド1号投資事業有限責任組合(仮称)」も予定しており、市場低迷により過度に割安と評価される未来ある企業には直接的な金融支援による人材業界全体の育成にも取り組む計画。
grooves http://www.grooves.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・2月25日