NPO法人フローレンス
中小企業向けワークライフバランスシンポジウム開催
2009年2月17日(火)、品川区、東京商工会議所品川支部主催のワークライフバランスシンポジウムが品川区立中小企業センターで開催されます。病児保育や中小企業向けのワークライフバランスコンサルティングを行うNPO法人フローレンス(東京都新宿区、駒崎弘樹・代表)による運営で、実際にワークライフバランスに取り組んでいる中小企業の経営者による講演や、「いかにして企業のワークライフバランス化を社会が支援するか」をテーマとし、行政のワークライフバランス担当者と経営者がパネルディスカッションを行います。
近年、日本企業は少子化による労働力の不足や、グローバル競争で優位に立つためのコスト削減の中で、従業員の多様性や自己実現を認める働き方への見直しを迫られており、その動きに反応した政府も、『次世代育成支援対策推進法』や『「カエル!ジャパン」キャンペーン』などを提唱して、企業のこれらの取り組みを推進しています。
元々アメリカで始まったとされるこの試みはワークライフバランスと呼ばれ、その言葉は日に日に注目を集めています。しかし、ワークライフバランスの導入を進める大企業が増えている一方で、日本の99.7%を占める中小企業では、同規模の企業でワークライフバランスを導入し、成果を挙げている実例を周囲で見つけにくいことや、残業を削減したいが企業風土を変えるのが難しいこと、また、導入資金への懸念などが問題となり、今一歩導入を踏みとどまっており、依然として普及が遅れているのが現状です。さらに、昨年からの不況により、企業におけるワークライフバランスへの取り組みは、真価が問われていると言えます。
これらを踏まえ、本シンポジウムにおいては、具体的な事例共有や、ディスカッションを実施する。不況を乗り越え、仕事と家庭の両立が実現する強い組織を日本社会に創出していくこと第一歩となることが強く期待される。
【 開催要項 】
■ タイトル: 中小企業ワークライフバランスシンポジウム
〜不況を超える!中小企業のワークライフバランス戦略〜
■ 日時: 2009年2月17日(火)18:30〜21:00(開場:18:00)
■ 場所: 品川区立中小企業センター
■ 講演:(株)アイトー 代表取締役社長 加藤裕彰氏
阿部運送(株) 代表取締役社長 阿部能久氏
(株)フジセーフティ・サポート 取締役 藤ノ木洋史氏
■ パネルディスカッションテーマ:
「100年に一度の不況の中、いかにして企業のワークライフバランス化を社会が支援するのか」
■ パネリスト(順不同):
経済産業省 経済産業政策局経済社会政策室長 松井滋樹氏
品川区産業振興課長 金子正博氏
(株)船井総合研究所 経営コンサルタント 大嶽広展氏
阿部運送(株) 代表取締役社長 阿部能久氏
NPO法人フローレンス 代表理事 駒崎弘樹
■ 主催: 品川区・東京商工会議所品川支部
■ 運営: NPO法人フローレンス
■ 申し込み方法: 下記に、必要事項を記載のうえ、FAXまたはメールでお申込みください。
・ FAX 03-5498-6338
・ メール sangyo@city.shinagawa.tokyo.jp
・ 記載いただく項目
1. 会社名 2. 役職 3. お名前 4. 参加人数 5. 当日の連絡先 6. 当日質問したいこと
【 NPO法人フローレンスとは 】
仕事と子育ての両立を阻む「病児保育問題」を解決し、「子育てと仕事そして自己実現の全てに誰もが挑戦できる、しなやかで躍動的な社会」を目指し発足。現在、東京都23区全域に展開しており、会員約500世帯に病児保育サービスを提供している。
また、「仕事と育児の両立が当たり前の社会」を実現するため、組織における働き方の見直しを重要課題とし、ワークライフバランスコンサルティング事業を発足。主に中小ベンチャー企業に対して、ワークライフバランスをとりやすい組織づくりのため、コンサルティングを行っている。
特定非営利活動法人 フローレンス http://www.florence.or.jp//同社プレスリリースより抜粋・1月21日