インターワークス、アルクと提携
「電話による日本語会話力測定テストJSST」販売開始
求人ポータルサイトを運営するインターワークス(東京都港区、岡田稔・代表取締役社長)は、語学学習者のための教育活動を手がけるアルク(東京都杉並区、平本照麿・代表取締役社長)と提携し、外国人採用を効果的に支援する測定ツールとして同社が開発した、世界中のどこからでもわずか10分間で受験ができる「電話による日本語会話力測定テストJapanese Standard Speaking Test」(以下「JSST」)を12月より販売開始いたします。
世界的な景気悪化の影響を受けている一部業種では人手不足は薄らいでおり、生産調整の影響で雇用情勢も厳しいものとなっている報道がここ最近目立っております。しかし労働市場全体としての人手不足感はなお根強く、将来的には少子高齢化による労働力不足から、外国人労働者の受け入れが本格的に必要になるといわれております。また、2009年12月実施の日本語能力試験応募者数が66万人と前年比4.4%増となる中、日本国内の総応募者数が前年比17.6%を見せるなど、国内就労外国人の日本語能力向上意欲の高まり、及び日本語能力の必要性は高まっていると考えられます。
最近のビジネスシーンでは日本語の知識量ではなく「使える」「話せる」が重要視されていながら、一方では、外国人の日本語力への不安も多く、日本語能力試験や面接だけでは測りきれない、読み書き能力とは別の『話す能力』の実力測定が外国人を雇用する上での大きなカギとなっています。
このような『話す能力』の実力判定を支援する画期的なテストがJSSTです。JSSTは外国人の日本語運用能力のレベルを客観的な指標と照らし合わせて明確化し、電話口から自動音声で流れる10題の質問に各々1分以内で答え、回答が音声データとして録音されます。録音された回答を複数の評価者が再生して、10段階の評価測定と「文法」や「発音」「敬語」などの項目について評価を行い、受験者の日本語力を総合的に判定します。
テスト料金は、1 人あたり、5,500 円(税別) 【※コメントシートなしの簡易版は4,500 円(税別)】
販売先は、インターワークスの求人媒体利用顧客約400社のうち、主に外国人の人材紹介や人材派遣を行う人材会社から手始めに販売を開始いたします。その後、外国人採用数の多い企業の人事部などにも販売を拡大し、IT・技術系のエンジニアや製造スタッフ、飲食スタッフ、また、今後EPAに基づく活躍が期待される医療、介護、福祉といった日本語会話力が重要となる職種での外国人採用を想定し広く販売してまいります。JSSTの販売目標は2009年中に100社1万人の測定を目論み、5000万円程度の売上を目標としています。
インターワークス http://www.inter-works.jp/同社プレスリリースより抜粋・12月19日