経営者と直接出会える合同説明会
5月から全国の各地域で開催
中小企業家同友会全国協議会(略称:中同協、東京都豊島区、赤石義博・会長)は、学生が経営者と直接話ができる『全国同友会合同企業説明会』を5月に全国一斉に開催します。
『全国同友会合同企業説明会』の詳細は、次のとおりです。
現在、「ニート」や「フリーター」の増加が深刻な社会問題となっており、その原因として不況やミスマッチ、就職意欲の低下などがあげられています。そうした中で、全国4万名の中小企業経営者が加盟している、中小企業家同友会全国協議会では、「日本経済と地域経済の再生を担うのは中小企業」を社会的使命とし、求人活動や社員教育にも積極的に取り組んでいます。 今年5月には、学生と経営者が直接出会える合同企業説明会を、全国一斉に開催します。全国のネットワークを生かし、5月に集中して行うことでPR効果を狙ったものです。また、地域ブロックなどでの合同開催も行います。
<就職観、人生観を養う就職活動を支援>
就職サイトの普及が進む中でも、就職活動では、企業へ足を運び、会社の経営や社風を知ることが大切です。同会の共同求人活動、その合同企業説明会では、中小企業経営者と学生が向かい合い、企業紹介にとどまることなく、生きること、働くことについても共に考える場として学校側からも大きな評価を得ています。会場では、総合相談コーナーも設置され、製造業、ソフトウエア業、印刷業など多種多様な企業の経営者が自ら、さまざまな相談に応じています。学生生活の中でも、そして実社会でもいちどきに多数の経営者と対面できる機会は、そう多くありません。相談に来た学生も、笑顔で帰っていきます。
<中小企業で働く魅力を発信>
ITベンチャー企業が注目されている現在、就職先として中小企業・ベンチャー企業にも目が向けられるようになってきていますが、中小企業について知ることのできる機会は多くありません。そこで、同会では、5月を「中小企業で働く魅力を知らせる月間」と位置付け、各都道府県ごとに全国各地(26カ所)で一斉に合同企業説明会を開催することとしました。
<東京都産業労働局も後援>
東京では、東京都産業労働局の後援で5月21日に新宿NSビルで開催します。東京都では、若年者雇用の対策を重視しており、今回の合同企業説明会をきっかけに、今後、産業労働局と東京中小企業家同友会で連携した取り組みも検討されています。また、九州では、「九州Jobway」と称し、九州7県の中小企業が比較的大学数の多い福岡に集まり、九州地区合同で企業説明会を行います。これは、就職活動でかかる学生への負担を考慮したもので、一カ所で九州全土の企業に出会える魅力を打ち出しています。「九州Jobway」は5月24日、福岡エルガーラホールにて開催されます。
「Jobway 中小企業家同友会 共同求人サイト」 http://www.jobway.jp/
(中小企業家同友会全国協議会 http://www.doyu.jp//同社プレスリリースより抜粋・4月27日)