リクルートエージェントが人材紹介に注力
技術系部門の管理職にニーズの高まり
リクルートエージェント(東京都千代田区、、村井満・代表取締役社長)はこのほど、課長職以上を対象とする技術系管理職の人材紹介に注力します。
現在、メーカーや商社など技術部門を持つ企業各社は、エンジニアの採用に最も力を入れており、若手から管理職層にいたるまで10から100名単位の求人が動いています。なかでも、ここ1年でニーズが高まっているのが技術系部門における管理職。開発、設計、生産、品質、知財特許などの重要部門で課長・部長・工場長・研究所長・役員クラスの多岐にわたるポジションで求人ニーズがあります(提示年収600万円から1500万円クラスの層)。
こうした背景には、完成車メーカーに代表される企業の海外展開強化やそれに伴う国際標準に向けての更なる品質向上、元請企業からサプライヤーへの技術や品質向上要求の高まり、技術領域の拡大、外資系企業の日本進出に伴う技術系部門の組織化および強化、環境対応に伴う技術力強化、リストラや海外への技術移管に伴う国内の技術者の空洞化などが挙げられます。
いずれも業績や事業拡大のためには「技術力」と「品質力」の強化が最重要課題となり、その解決のための指揮が取れる人材採用が急務となっているのです。
一方、この対象となる求職者は年齢35から50歳代。これまではなかなか転職市場には出てこない層でしたが、最近では転職への抵抗感の低下やリストラなどにより、情報収集にも積極的。同社への登録の動きで見ても、この対象となる人は2001年度約300名であったのが、2004年度は600名と2倍に増えています。同社では、こうした市場の変化に対応して4月から6人編成のコンサルテーションチームを設置しました。
(リクルートエージェント http://www.r-agent.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・4月19日)