ファンチーム、業務に直結した能力開発診断ツール
『 HACS-AD Version1.0 』をリリース
人事コンサルティング企業のファンチームヒューマンストラテジー(横浜市中区、大嶋晃一・代表)とソフトウェア開発企業のファンチーム(横浜市中区、大嶋晃一・代表)は共同で、このたび能力開発診断ツール『HACS- AD Version 1.0(以下AD Version)』をリリースいたしました。 AD Versionは2008年2月に特許を出願し、リリースされた人材アセスメントツール『HACS』のβ版に改善を加えた正規版で、WEB上で質問に答えるだけで簡単に実務能力を診断することができます。現在までに大手企業をはじめ5社への採用が決定いたしております。 本サービスは診断の自動化によりコストを従来の4分の1以下(一人当たり)に抑えることを実現。大手企業のみならず、人事評価にかける時間や資金、ノウハウが不足している中小企業に対して、独自の教育方法と人材評価方法を連動させることで生産性向上に寄与する方針です。 【 サービスリリースの背景 】 これまでの能力診断や適性検査は、ほとんどが採用試験のために行われてきました。しかし企業における実務は社内外の人間とのコミュニケーションを基にしたものであり、能力診断や適性検査からは必ずしも正確な能力を把握できていませんでした。その結果診断結果と実際の職務能力にギャップが生じ、人材と仕事内容のミスマッチの発生が問題視されてきました。 この問題を解決するために専門家(アセッサー)による人材アセスメントも行われて参りましたが、診断に多大な時間とコストがかかるだけでなく、アセッサーの主観が混在するため結果にばらつきが見られることが欠点でした。 【 AD Versionで実現すること 】 今回ファンチームが開発したAD Versionは、世界で最も実績のあるアセスメント方式、『アセスメントセンター方式』の診断結果のアルゴリズムをシステムに適用(特許出願中)。より業務に直結した能力の診断を、一度に大量に、ほぼ誤差なく正確に行うことが可能となりました。さらに従来は1人当たり約3万円かかっていたコストを6900円と4分の1以下まで低下させ、大手企業のみならず中小企業(3人以上)にもサービスが適用可能となりました。 【 ADversionの診断内容 】 診断結果は、スキル評価、スキル強化のために有効な行動、リーダーシップスタイル分析、AIポジショニングの4つに分けて示される。それぞれの詳細は以下です。 ■ スキル評価 業務に直結する以下の8つの能力について、偏差値とランクを求める。これによりどんな能力が強く、かつどんな能力を補強すべきかがわかる。 ・ 意思決定能力(分析思考力、大局判断力) ・ 業務管理能力(計画策定力、職務統制力、組織統制力) ・ チームリーディング能力(リスクテイキング、組織調和力、チームビルディング) ■ スキル強化のために有効な行動 スキル評価の結果をもとに、当人が職務を通じてどのような行動をとれば良いのか、具体的な行動(コンピテンシー)レベルでの強化方法を示す。 ■ リーダーシップスタイル分析 横軸にP機能(業績を志向する統制的リーダーシップ機能)、縦軸にM機能(人間関係の維持を志向する配慮型リーダーシップ機能)を配置したマトリックスで各個人のリーダーシップスタイルが4つのタイプのどこにポジショニングされるのかを示す。当人に最もふさわしい組織/メンバーとのマッチング(組織力を引き出せる組み合わせ)がわかる。 ■ AIポジショニング分析 横軸にI能力(インテリジェンシティ、概念化能力)、縦軸にA能力(アクティビティ、活動的能力)を配置したマトリックスで各個人のスキルの特性が4つのうちのどこにポジショニングされるのかを示す。当人のビジネス志向性と最もふさわしい職務のタイプがわかり、職務と能力とのアンマッチが防げる。 また、以上から適合職種ランキングが表示されます。 【メリット】 ■ 経営者にとってのメリット 自社内のヒューマンリソースを俯瞰的に把握し、無駄のない人事戦略を立てるツールとして活用可能。 ■ 人事担当者にとってのメリット 社員の適性評価を把握することで、昇進昇格時や研修計画を決定する際に活用可能。また「評価の正当性」を確保できるという点が最大のメリット。 ■ 一般社員にとってのメリット 自己の能力の強い点と補強すべき点を知ることで、今後のスキルアップ計画を立てるために活用可能。 (ファンチーム http://funteam.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・6月25日) |