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ニュース
人事サービス その他人事サービス
掲載日:2007/10/31

マネジメントベース、「職場のメンタルヘルス」に関する
正社員5,000名の意識調査結果を公表

マネジメントベース(東京都文京区、本田宏文・代表取締役)は、この春に実施した日本の企業・法人に勤める正社員5049名のアンケート結果より「メンタルヘルス(心の健康・ストレス)」について聞いた設問分野の分析結果を紹介します。

1. 強いストレス状態にある正社員の割合は15.6%
抑うつ、不安、脱力感といったストレス反応をこの1週間に「しばしば」以上の頻度で感じている「強いストレス状態にある」正社員の割合は全体の15.6%でした。

2. 年齢別では、20歳代〜30歳代前半で特に強いストレス状態にある割合が高い
年齢別に強いストレス状態にある割合をみると「20歳代後半」が最も高く20%が「しばしば」以上の頻度と回答しました。それ以降、年齢とともに割合は減少していく傾向が見られました。また、「大体いつもあった」と、より深刻なストレス状態にある割合が最も高いのは「30歳代前半」で約6%でした。

3. 職場・仕事のストレス原因として16項目抽出。最も影響が強いのは「職場の人間関係」
ストレス反応の強さと会社、職場、仕事、上司要因との関係を検討するために、重回帰分析を行ないました。その結果、有意な説明変数として16項目が示されました。

最も関係の強かった項目が「職場の人間関係」です。続いて、目標や責任が重く、能力を発揮できていない等の「仕事の質」に関する項目、「会社の将来性」、仕事のために家庭や私生活を犠牲にしている人が多い職場(ワークライフバランス)といった「仕事の量」に該当する項目が並びました。ここで抽出された項目に関して、職場や会社が適切な状態になるようマネジメント・配慮することが重要と考えられます。

4.「人間関係で悩む職場」と回答した内、約40%が強いストレス反応を示す
最も影響の強い原因としてあげられた、職場の人間関係について、職場の人間関係で悩んでいる(=「悩むことが少なくない」)という回答者の内、約40%が強いストレス状況にあるようです。一方、そのような状況にない職場という回答者の場合、10%程度におさまっています。

5. ストレス反応の強さと「従業員満足度」、「離職意向」に強い相関関係
ストレス反応得点と「従業員満足度」、「離職意向」の関係を調べると、有意に高い相関関係が認められました。従業員満足度の向上や離職率低下を図る上で、従業員のメンタルヘルスに配慮することは重要であることがわかります。

○ 従業員満足度…相関係数 0.41 (p<0.01)
○ 離職意向…相関係数 0.38 (p<0.01)

尚、アンケート結果詳細についてサイトにて掲載致しております。下記よりご覧下さい。
http://www.m-base.jp/

【 調査概要 】
対象: 企業・官庁・各種法人に勤務する正社員
実施時期: 2007年2月末
実施方法:(株)マクロミル社 インターネットアンケート(正社員として勤務する方を無作為抽出)
有効回答数: 5,049名
(マネジメントベース http://www.m-base.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・10月31日)

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