全国の建設エンジニアへの女性の働きやすさに関するアンケート調査
建設業・プラント業を中心にエンジニア人材派遣を手掛ける株式会社コプロ・エンジニアード(代表取締役社長:清川甲介、本社:名古屋市、以下「当社」)は、当社に所属する全国の建設エンジニアを対象に2021年1月12日から1月31日までにWebアンケート調査を実施し、男女772名から回答を得ました。その結果から、全体では7割が、女性では8割以上が、現在の職場は“女性にとって働きやすい”と回答しました。2018年の調査結果と比べると「女性にとって働きにくい」の回答が4.5%減少しており、建設業の職場環境が年々整備され、女性が働きにくい職場が減少している傾向が伺えます。女性が働きやすい職場にするには、「設備」と、働く人の「意識」の2つの要素が重要であることが示されました。
●現在の職場は女性にとって働きやすいか
・全体では70.0%が“女性にとって働きやすい”と回答
・女性は83.2%、男性は59.3%が“女性にとって働きやすい”と回答
・「女性にとって働きにくい」が2018年に比べると4.5%減少
●建設業界で女性が働きやすくするには
・「男女別の更衣室・トイレなどの整備」(26.8%)
・「働く人の意識を変える・偏見やハラスメントをなくす」(18.9%)
●女性が働きやすい理由
・「トイレ・更衣室など設備が整っている」28.0%
・「女性が複数人いる・女性が活躍している」27.1%
・「職場の人の理解がある・人間関係が良好」26.8%
●女性が働きにくい理由
・「女性専用の更衣室・トイレなど設備の未整備」34.2%
・「女性が少なく男性中心の職場の雰囲気」34.2%
●まとめ・提言
調査の結果から、建設業界で女性が働きやすくするためには、次の4ステップが考えられます。
1.設備の整備:女性専用の更衣室・トイレ・休憩室などの設備を物理的に整備すること。また全体的に清潔・衛生に配慮した職場にすること。
2.意識改革:働く人の意識を変えて、女性の事情に配慮し、偏見やハラスメントをなくすこと。所長から職人さんまで職場全体の意識改革が期待されています。
3.働き方改革:建設業界で進みつつある働き方改革の推進。長時間残業の削減や週休2日制の実現のほかに、有給取得や時短勤務が柔軟化されれば、男女問わず働きやすくなります。
4.女性に配慮した仕組みの整備:生理休暇がとりやすい仕組み、個人別の働き方の意向の聞き取り、女性の悩みを相談できる窓口の設置なども求められています。
これらの取り組みによって、建設業の職場が、男女問わず働きやすくなることが期待されます。
◆本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社コプロ・エンジニアード / 3月16日発表・同社プレスリリースより転載)