2019年度求人情報提供サービス市場規模調査結果
公益社団法人全国求人情報協会は、厚生労働省より『求人情報提供サービスの実態調査』を受託し、全国748社の求人情報提供事業者に対する調査及び協会の独自の調査を踏まえて、求人情報提供サービスの市場規模(推計含む)をとりまとめました。
求人情報提供サービスの市場規模(推計)は、7,669億円(対前年比 -19.5%)
●求人情報提供サービスの市場規模(推計)
2019年度を対象とした市場規模は7669億円で前年度より1859億円減少し、前年度比は-19.5%となりました。なお、ソーシャルリクルーティングやアグリゲーター、クラウドソーシングといった新形態サービスの市場規模は、この数字には含まれておりませんが1115億円となっており、前年度-10.6%となっています。
2020年の求人広告件数は、1,143万件(対前年比 -35.4%)
●公益社団法人全国求人情報協会が集計した2020年の年間求人広告掲載件数は、職種別件数合計で1143万1302件(前年 1769万4175件)となりました。6月には-58.2%まで落ち込むなど、新型コロナウィルス感染症の影響によって3月以降前年同月比がマイナスとなりました。年後半ではマイナス幅がややゆるやかになりましたが、年間計では対前年-35.4%となりました。
●全体の7割を超える『アルバイト・パート』がマイナスに転じたのは3月で、4月~5月は正社員よりマイナス幅が大きくなりましたが、その後のマイナスは正社員よりやや小幅となりました。正社員は、コロナの影響が出る以前(2019年8月)から、対前年マイナスとなる月が出るなどしており、件数のダウン傾向とコロナの影響が重なったといえます。
●職種別では、マイナスが最も大きくなったのは、『サービス(接客)』で-47.9%、次の『サービス(給仕)』が-43.8%、『サービス(調理)』が-40.3%とサービスに関する職種が続きますが、『サービス(医療・福祉サービス)』は-21.9%にとどまりました。このうち正社員をみると、件数最上位の『サービス(医療・福祉サービス)』が前年比-8.6%、次の『運搬・清掃・包装等』が-23.4%、『事務』が-25.8%、『販売(販売)』が-41.4%で『専門(医療・福祉専門職)』が-26.7%となっています。
【調査概要】
調査時期/2020年10月調査対象/求人広告を印刷・WEB等の自社メディアに掲載して提供する事業者及びSNS等により求人等の情報サービスを提供する事業者748社に対する郵送アンケート(有効回答数62)を実施。IRやヒアリング、推計も含め、売上高の合計を算出。
【本調査結果に関するお問い合わせ先】
公益社団法人全国求人情報協会
常務理事 吉田修、業務部長 久岡幸輔
Tel03-3288-0881
Email cyousa@zenkyukyo.or.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(公益社団法人全国求人情報協会 / 3月2日発表・同法人プレスリリースより転載)