「gooリサーチ」がeラーニングの実態調査
ビジネスマン利用者は着実に増加傾向
国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(http://research.goo.ne.jp/)を共同で提供するNTTレゾナント(東京都千代田区、資宗克行・代表取締役社長)と三菱総合研究所(東京都千代田区、谷野剛・取締役社長)はこのほど、「gooリサーチモニター」に登録しているビジネスモニターを対象に「第4回ビジネスにおけるeラーニングの利用に関する調査」(http://research.goo.ne.jp/Result/0502cl142/01.html)を実施しました。有効回答者数4917名のうち、eラーニング利用者は、前回調査より増加し約3割を占める結果となり、eラーニング環境が着実に浸透していることがわかります。
本調査は、ビジネスマンのeラーニング利用状況について、最新の実態を把握することを目的とした定点調査です。平成15年11月実施の「第3回ビジネスにおけるeラーニングの利用に関する調査」の結果はこちら。 http://research.goo.ne.jp/Result/0311cl07/01.html
今回の調査結果では、ビジネスマンのeラーニング利用者は前回調査時から増え、約3割を占める結果となり、前回の調査結果より着実に増加していることがわかりました。また、eラーニングの受講費用負担について、企業による全額負担の支援を受けているとする人が前回調査より増加していることから、従業員に対する費用面での支援体制が整備されつつあり、人材育成に対する取り組みが強化されていることがうかがえます。
(1) eラーニングの受講経験について、「全く知らなかった」「利用したことはないが、言葉は知っている」とした人の割合は前回調査からほとんど変わらなかったものの、「利用したことはないが、言葉の意味やサービス概要は知っている」とした人が、前回調査時の29.4%から24.1%へ5ポイント程度減少しました。一方で、「利用したことがある」とした人が20.3%から26.0%へ5ポイント以上増加し、着実にeラーニングが浸透しつつあることがわかりました。
(2) eラーニングの受講費用負担について「自己負担」が44.1%から18.3%に20ポイント以上減少し、一方、「会社が全額負担」が35.8%から58.3%と、20ポイント以上増加し半数を超えていることから、企業における従業員に対する費用面の支援体制が整備されつつあることがうかがえます。
(3)ビジネスマンのeラーニング受講目的について「自身のキャリアアップのため」が、前回30.9%から今回25.4%に減少したのに対し、「社内研修・育成の一環として」が前回52.6%から今回60.8%に増加しており、会社での取り組みが進んでいることが推測できます。
(4) eラーニング利用の回線環境では、「光ファイバーサービス」の増加が目立っており、前回5.0%から、今回14.1%で、10ポイント近い伸びを示しています。
また、eラーニングの受講形態について「会社で利用」が7割以上であることから、企業におけるネットワーク環境の整備が、eラーニングの利用促進に作用していることもうかがえます。
(NTTレゾナント http://www.nttr.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・3月16日)