SAPジャパンが人事管理ソリューションの
テンプレート新バージョンを提供開始
SAPジャパン(東京都千代田区、藤井清孝・代表取締役社長)はこのたび、人事管理ソリューションのテンプレートである「ベストプラクティスHCM」の新バージョンを4月に提供開始すると発表しました。
これにより、顧客企業は、従来の「ベストプラクティスHCM」が対象としてきた人事・給与といった人事コア業務の効率化に加え、経験や勘に多くを頼っていた戦略的人材マネジメントの領域においても、データに立脚した状況把握が可能になり、企業競争力を人材面から強化できるようになります。
「ベストプラクティスHCM」は、労務管理などの人事コア業務領域における顧客企業への導入効率向上を目的に1999年から提供されており、多くの日本企業への導入経験の中でも代表的事例である9社より選出したモデル就業規則集と、これを実現するプリセットパラメータおよびサンプルデータ、各種解説書により構成されていました。2004年には、同社とパートナー企業30社によって構成される「SAP HCMパートナーコンソーシアム」の具体的施策の一環として、対象業務範囲の拡大および外部システムとの接続を目的としたプログラム群を「拡張機能ライブラリー」として54本追加提供し、導入効率の向上に努めてきました。
今回提供開始する「ベストプラクティスHCM」の新バージョンには、パートナー企業によって提供されるコンピテンシー構築・診断ツールや人材アセスメントツールとの自動連動プログラムが新たに含まれています。これにより、パートナー企業によって提供されるコンピテンシーや人材アセスメントの情報がmySAP ERPで管理可能となり、職務に必要な要件と従業員の現状をマッチングし、能力や経験上で不足している部分を把握するといった、人材情報の可視化が今まで以上に促進されます。結果、顧客企業は、これまで主流となっていた労務管理などの人事コア業務における人事業務処理の省力化に加えて、今まで経験や勘に多くを頼っていた戦略的人材マネジメントの領域においてもIT活用度を高めることが可能となり、データに立脚した状況把握および人材面からの企業競争力の強化を実現します。
「ベストプラクティスHCM」の新バージョン提供開始にともない、3月14日に同本社において、「戦略的人材マネージメントの実現にむけて」と題したセミナー(無料)を開催します。本セミナーでは、パートナー各社が提供するサービスを紹介するとともに、新バージョンのデモを見ることもできます。
お申し込みはこちらまで。http://www.sap.co.jp/company/events/view.asp?EventID=583
(SAPジャパン http://www.sap.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・3月9日)