保健同人社とヒューマネージ、60万人のストレスチェック結果の分析を発表
株式会社保健同人社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中島 敏樹、以下保健同人社)と株式会社ヒューマネージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齋藤 亮三、以下ヒューマネージ)は、2019年度のストレスチェック実施総括を発表しました。本総括は、60万人以上の働く人のストレスチェック結果にもとづく分析となります。
年々、注目の高まる「健康経営優良法人(ホワイト500)」。
認定企業は、未認定企業に比べ、高ストレス者の割合が明らかに低く、良好な状態。
「健康経営優良法人認定制度」とは、経済産業省と日本健康会議が共同で実施し、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。なかでも「ホワイト500」は、大規模法人部門の認定法人を指し、2019年の認定企業は1,800社中816法人(令和2年2月1日現在)。健康経営への関心が高まるに伴い、年々、認定のハードルがあがっています。
健康経営への取り組みが、従業員のストレス状態に与える効果を確認するため、2019年のストレスチェックの結果から、高ストレス者の割合を「ホワイト500認定企業」「ホワイト500未認定企業」に分けて分析したところ、「ホワイト500認定企業」は、高ストレス者の割合が明らかに低く良好な状態であることがわかりました。同制度は決められた施策を準備すれば認定されるものではなく、自社の課題の把握→施策の実行→振り返り→改善というPDCAサイクルを回すことが求められる制度であり、自社の健康経営のための実践的かつ継続的な取り組みが、従業員のストレス状態によい影響を与えているものと推察されます。
■高ストレス者の割合
全体 13.5%
ホワイト500認定企業 11.6%
ホワイト500未認定企業 13.9%
くるみん・プラチナくるみん認定企業においても
高ストレス者の割合は低く、良好な状態。
「くるみん」「プラチナくるみん」は、仕事と子育ての両立支援に取り組んでいる企業が“子育てサポート企業”として、厚生労働大臣から受けられる認定制度です。こちらについても、「認定企業」「未認定企業」に分けて確認したところ、「くるみん・プラチナくるみん認定企業」は、高ストレス者の割合が低く良好な状態であることがわかりました。
健康経営の取り組みだけでなく、仕事と子育ての両立支援の取り組みも、従業員のストレス状態にプラスの影響を与えていることが示唆されます。
■高ストレス者の割合
全体 13.5%
くるみん・プラチナくるみん認定企業 10.7%
くるみん・プラチナくるみん未認定企業 14.1%
<調査内容の概要>
テーマ:2019年度ストレスチェック実施総括
-組織結果分析(プレゼンティーズム)調査概要
調査対象者:合計615,358名
調査期間:2018年12月~2019年11月
算出方法:
2018年、2019年ともに受検された方のデータを対象に、高ストレス者の割合を企業ごとに算出。用いた調査票の種類、および内訳は以下の通り。
・『Co-Labo57』(簡易調査票 標準版)、および『Co-Labo57+』(簡易調査票 標準版+人材育成尺度を追加)、『Co-Labo78』(TEAMSが提供する人材育成・組織開発対応版調査票)、『Co-Labo80』(新職業性ストレス簡易調査票対応版)の調査結果から、それぞれ集計・分析
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社保健同人社 業務グループ 広報担当: 内藤(ないとう)
e-mail :pm_info@hokendohjin.co.jp
tel :03-3234-6111 fax :03-3234-6110
株式会社ヒューマネージ 広報グループ 担当:山口(やまぐち)
e-mail :info@humanage.co.jp
tel :03-5212-7170 fax :03-5212-7180
◆本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社ヒューマネージ / 2月28日発表・同社プレスリリースより転載)