現金給与総額は前年度比0.9%増の322,692円。所定外労働時間は1.6%減の10.7時間常用雇用指数は1.2%増の106.4~毎月勤労統計調査平成30年度分結果確報(厚生労働省)
厚生労働省は、毎月勤労統計調査の平成30年度分結果確報を発表しました。
当調査においては、本来「500人以上規模の事業所」については全数調査すべきところ、一部抽出調査を行い、かつ抽出調査を行う場合に行う必要がある統計的処理(復元※)を平成16年から平成29年までの間行っておりませんでした。国民の皆さま、統計に関わる皆さまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。詳しくは、平成31年1月11日の公表資料に掲載しています。
平成30年11月分確報から、掲載する数値を、従来公表してきた値から、平成24年以降において東京都の「500人以上規模の事業所」についても復元して再集計した値(再集計値)に変更しましたのでご注意ください。
※復元とは、抽出調査を行った際に行うべき統計的処理で母集団の調査結果として扱うための計算。
【調査結果のポイント】
(前年度と比較して)
- 現金給与総額は、322,692円(0.9%増)となった。一般労働者が423,355円(1.3%増)、パートタイム労働者が99,813円(1.1%増)、パートタイム労働者比率が31.12%(0.40ポイント上昇)となった。
なお、一般労働者の所定内給与は312,288円(0.9%増)、パートタイム労働者の時間当たり給与は1,143円(2.3%増)となった。 - 就業形態計の所定外労働時間は10.7時間(1.6%減)となった。
- 就業形態計の常用雇用指数は106.4(1.2%増)となった。
※平成31年1月に30人以上規模の事業所の標本の部分入替えを行いました。1月は入替え前後の両方の事業所を調べており、新旧事業所の結果を比較したところ、現金給与総額では-2,532円(-0.9%)、きまって支給する給与では-1,576円(-0.6%)の断層が生じています。
※平成30年に基準とする母集団労働者数(ベンチマーク)の更新を行ったため、平成30年においてはベンチマークの違いによる断層が発生していました。平成31年はベンチマーク更新を行わないため、ベンチマークの違いによる断層はありません。
注1:平成30年11月分確報から、平成24年以降において東京都の「500人以上規模の事業所」についても再集計した値(再集計値)に変更しており、従来の公表値とは接続しないことに注意。
注2:前年度比(差)は、単位が%のものは前年度比、ポイント又は日のものは前年度差である。
概況[433KB]
<照会先>
政策統括官付参事官付雇用・賃金福祉統計室
統計管理官 瀧原 章夫
室長補佐 村木 幸広
(担当・内線) 企画調整係(7609, 7610)
(電話代表) 03(5253)1111
(ダイヤルイン) 03(3595)3145
◆詳しくはこちらをご覧ください。
(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/ /5月31日発表・報道発表より転載)