毎日コミュニケーションズ、2008卒対象
「就職意識調査」・「採用活動に関する企業調査」結果を発表
就職情報サイト「毎日就職ナビ」( http://job.mycom.co.jp )を運営する毎日コミュニケーションズ(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2008年卒業予定の学生を対象とした「就職意識調査」と企業人事採用担当者を対象とした「2008年卒者採用予定および採用活動に関する企業調査」の調査結果を発表しました。
今回の調査の結果に対し、毎日就職ナビ(マイナビ)編集長の栗田卓也は、「学生の大手・安定志向の傾向が強い。一方で、企業側は採用環境が前年よりも厳しくなると実感している。その理由として、内定辞退の増加・エントリー数の不足が挙げられる。」とコメントした。
【 「就職意識調査」調査結果の概要 】
■ 就職観、「楽しく働きたい」が今年もトップ。自分の働き方を優先する学生多く
就職観は、昨年に続き「楽しく働きたい」が最も多く(全体37.0%)、2005年度に数値が大きく上がったまま長らくトップが続いている。次いで「個人の生活と仕事を両立させたい」(全体19.8%)や「自分の夢のために働きたい」(全体13.0%)といった項目が続き、上位はいずれも昨年とほぼ変わらない結果となった。一方、「プライドのもてる仕事をしたい」や「出世したい」といった項目が減っており、仕事に対する意識は比較的低く、自分の考えを反映した働き方を望む学生の志向がうかがえる。
■ 「絶対大手企業がよい」文理男女すべてで上昇。バブル崩壊以降最も高い数値に
「あなたは大手志向ですか、中堅企業希望ですか」の問いに対し、「絶対大手企業がよい」・「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」を合わせると、全体で53.4%となり、昨年の50.1%より3.3pt増加した。大手企業志向は文理男女すべてのカテゴリーにおいて上昇傾向にあり、1992年のバブル崩壊以降最も高い数値となった。
■ 会社選択のポイントは、「自分のやりたい仕事ができる会社」が依然トップ。「安定」や「一生続けられる」など“安定志向”のポイントが上昇
会社選択のポイントは調査開始以来、「自分のやりたい仕事ができる会社」がトップであることには変化がないが、昨年と比較してその割合を減らしている(全体07卒41.8%→08卒38.9%)。同じく上位項目の「働きがいのある会社」も同様に減少している(全体07卒24.0%→08卒22.7%)。一方、「安定している会社」(全体07卒18.4%→08卒20.7%)や「勤務制度、住宅など福利厚生の良い会社」(全体07卒10.9%→08卒13.0%)、などの項目が上昇しており、前項の大手志向に加え学生の安定志向がうかがえる。
■ 「なにがなんでも就職したい」は今年も増加
学生の就職希望度は今年度も文理男女すべてのカテゴリーにおいて上昇している。採用増や雇用回復が取り沙汰される中、多くの学生は楽観的ながらも就職希望度は高いようだ。
【 2008卒対象「就職意識調査」調査概要 】
1. 調査対象: 2008年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生
2. 調査期間: 2006年10月2日〜2007年2月12日
3. 調査方法: (1)当社発行の就職情報誌にアンケートを同封して郵送で回収(2)就職サイト「毎日就職ナビ」上の入力フォームによる回収
4. 有効回答: 8,880名(文系男子2,014名、文系女子4,189名、理系男子1,541名、理系女子1,136名)
※ 調査結果のデータ詳細は採用サポネット( http://navi.mycom.co.jp/saponet/ )で公開しています。
(毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・4月4日)