毎日コミュニケーションズ、2008卒対象
「就職活動アンケート 12月の動き」調査結果を発表
就職情報サイト「毎日就職ナビ」( http://job.mycom.co.jp/ )を運営する毎日コミュニケーションズ(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2008年卒業予定の学生を対象とした「学生の就職活動アンケート 12 月の動き」の調査結果を発表しましたので、以下概要をご報告します。
【 調査結果の概要 】
■ 12月はエントリーから次のステップへ 企業への個別アプローチが進む
12月に入り「企業にエントリーした」学生の割合は前年同期比で大幅に低下(前半2007卒75.2%→08卒65.0%)し、エントリーは一段落した模様。エントリーの次のステッ プとも言える「企業からのエントリーシートの取り寄せ」「企業へのエントリーシートの提出」「個別の企業セミナーに参加」といった行動が増加していることから、企業への個別アプローチにシフトしてきていると予測される。
一方で、ここ2ヵ月同様、「いずれも行っていない」と回答する学生が前年同期を上回っていることから(12月後半13.7%→18.2%)、年明け以降の具体的な選考において、準備不足による学生の質の低下を感じる人事担当者が増えることも懸念される。
■ 企業セミナーも多様化、学生との意識にギャップも
学生が参加したセミナーの内容は「人事担当者による事業や仕事内容の説明 」(89.7%)というオーソドックスなスタイルが最も多かったものの、「社員や内定者と自由に懇談」や「作業を伴うグループワーク」など、学生満足度を高めるためさまざまなプログラムを用意する企業が増えている。また、これまでに出席したセミナーの内容については「事業内容全般について」や「業界全体について」、「採用スケジュール」などが多く挙げられた。ただし、学生からは「詳しい仕事内容について」や「職場の雰囲気や社風などについて」などをもっと聞きたいという回答が多く挙げられており、企業と学生の意識に若干のギャップがあるようだ。
■ 大手・安定志向が一層強まる 特に男子に顕著
昨今の売り手市場を反映し、学生の大手企業・有名企業志向への強まりは継続中だ。「やりたい仕事ができるなら規模にこだわらない」が57.1%で最も多かったものの減少傾向にあり、一方で「できるだけ安定している大手企業に入りたい」が昨年比2.6%増の53.7%、「できるだけ知名度が高い有名企業に入りたい」が34.3%となるなど年々上昇を続けている。文理男女別では、文系・理系とも比較的男子の方が大手志向の傾向が強いようだ。
企業選択のポイントでも引き続き「社風がよい」や「将来性がある」が上位であるものの、「安定している」「給与・待遇が良い」「業界上位である」などが年々上昇していることから、企業規模や給与が企業選択の重要なファクターとなってきている。
【 「学生の就職活動アンケート 12月の動き」調査概要 】
・ 調査内容/就職活動状況の定点調査
【追加設問】(1)エントリー基準について(2)職種イメージについて
・ 調査対象/2008年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生
・ 調査期間/2006年12月28月〜2007年1月3日
回答数:1,286名(文系男子304名、文系女子449名、理系男子271名、理系女子 262名)
・ 調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
・ 備考/1989年からモニターアンケートを実施
※ 調査結果の詳細は採用サポネット( http://navi.mycom.co.jp/saponet/ )で公開しています。
(毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・1月11日)