テンナイン・コミュニケーションが、
医師・看護師に特化した人材サービス会社設立
通訳者・翻訳者専門の人材派遣・紹介事業を展開する、テンナイン・コミュニケーション(東京都港区、工藤浩美・代表取締役)は、 今冬、取扱専門職種の分野を拡大し、医師・看護師に特化した人材サービス 事業に新たに着手するため、新会社テンナイン・ドクターズ( http://www.iryou-kyujin.jp )を設立し、本年12月1日より営業開始いたしました。
【 背景 】
医師不足、看護師不足といわれて久しい昨今、その原因のひとつとして、厚生省の医療費削減の政策が医療の現場を直撃したためとも言われています。 医療費の点数カットによって病院側は更なるコストカットを強いられ、医師や 看護師などの人員削減を招いている上に、人員削減によって、医師や看護師が 更なる過剰労働を負わざるを得ないという悪循環を引き起こしています。 また、最近では、結婚や出産・育児などを機に医療の現場から離れてしまい、 医師免許や看護師免許を持っているにも関わらず、復職できない状態にいる優秀な人材が多くいます。
医療現場から復職できない要因のひとつには、日々進化する医療において、経験にブランクがあるために「“即戦力”として起用できない」と見なされて しまうことが挙げられます。 更には、先に述べた人員削減の影響により、フルタイム働ける人材のみの募集となり、出産や育児で勤務時間が制限される人材の雇用には至らないという背景もあります。
【 目的 】
テンナイン・コミュニケーションは、2001年、通訳者・翻訳者に特化した人材サービス事業を開始し、2006年9月には2,200名の登録者を獲得し、400社の顧客を対象にサービスを提供してまいりました。「専門職」ともいえる通訳・翻訳者と企業のマッチングで培ったノウハウを、他の専門職へ活かすことがないか検討しておりましたが、医師・看護師の 不足解消ならびに、出産・育児等で医療現場から離れた人材の再活用を目的とし、このたび、医師・看護師に特化した人材サービスの提供を開始する運びとなりました。
【 事業内容 】
テンナイン・ドクターズは、本年、12月1日の許認可取得を受け、同日より医師や看護師の募集登録を開始するほか、病院などの医療機関への営業活動を開始いたしました。
提供サービスは、主に1.人材派遣、2.人材紹介、3.紹介予定派遣の3事業。 医師・看護師の募集登録については、通常は、Webサイトからのみの登録や、登録者が人材会社に出向いて登録するのが主な流れとなっておりますが、テンナイン・ドクターズでは、Webサイトからの仮登録ののち登録者がテンナイン・ドクターズを訪問し、本登録を行う手法のほか、忙しい医師や看護師のために、登録者に指定された場所にカウンセラーが出向き、 カウンセリングを行うことも検討しております。更に今後は、医師・看護士専門のコミュニケーションサイトの構築も予定しており、医師・看護士の積極的なネットワーク化を行ってまいります。
【 今後の展開 】
2008年度は、今最も人手不足といわれる女医や看護師を中心に、合計300名の人材を獲得、3年後には、登録人数1,000名を目標にしております。
(テンナイン・コミュニケーション http://www.ten-nine.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・12月8日)