ワイキューブ、トランジションと業務提携
サービスラインナップ充実で顧客の組織力向上支援を強化
ワイキューブ(東京都新宿区、安田佳生・代表取締役)は心理学とマーケティングを軸としたコンテンツ提供企業・トランジション(東京都千代田区、中田幸子・代表取締役)と10月19日(木)に業務提携し、同社の『Stress Check&Management PROGRAM(SCM)』の発売を開始いたしました。
【 業務提携の背景と目的 】
景気回復を受け、新卒採用市場では2007 年度の有効求人倍率がバブル期並み、中途採用市場でも求人倍率が前年度比30%増となり、人材採用の厳しさが叫ばれています。2005 年10 月に行われた社団法人日本能率協会の調査によると「日本企業が最も重視する当面の経営課題は“収益性の向上”。今後の課題 としては“人材強化”を強く認識」という結果が出ており、人材の確保と活用、そして組織活性化についての施策が、企業規模の拡大のためにより一層求められています。
これを受け、企業を人材の採用や研修・評価制度の整備といった人事的側面から支援する株式会社ワイキューブと、心理学とマーケティングを軸としたコンテンツ提供を行う株式会社トランジションは、互いの商品ラインナップの充実によりクライアント企業へより幅広い商品と付加価値の提供を目指し、業務提携いたしました。
【 業務提携の内容及び今後の展開について 】
従来、職場ストレスによる生産性の損失が指摘されていましたが、近年では労働災害としての過労死や過労鬱の問題が頻出し、裁判での企業側敗訴と高額な損害賠償支払いを命じられる事件が続きました。このような時代背景を受け、職場における労働者の安全と健康の確保をより一層推進するための労働安全衛生法が改正され、2006 年4月1日に施行されました。近年従業員のメンタルヘルスケアは、企業側のリスクマネジメントの1つとして認識されるようにもなっています。
これを受け、ワイキューブではトランジション社のサーベイ『Stress Check&Management PROGRAM(SCM)』の販売を開始いたしました。同サーベイは臨床心理学博士・井上敏明氏の持つ膨大な臨床データを元に、マーケティングの視点からビジネスに必要なストレス情報を絞り込み、企業の抱えるストレス問題を抽出するサーベイとして開発されたもので、受診者が多くのストレッサー(ストレスを与えるもの・事象)のうち何にストレスを感じているかを自己認識し、自ら対処法を自ら考えるストレスマネジメントの第一歩として活用することを目的としています。
受診者本人及び上司が“現在受けている精神的・身体的ストレス”及び“精神的・身体的ストレス耐性”を一目で見ることができるだけでなく、ビジネスシーンにおける10のストレッサー分析により、各人や組織全体のストレス負荷状況を把握することができるサーベイです。
今後は両社クライアント企業の経営者や人事担当者の活動支援、クライアント企業の社員の職場環境に根ざしたサービスの提供を通じ、従業員満足度の向上を図ってまいります。
(ワイキューブ http://www.y-cube.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月15日)