転職エージェント業界を対象にしたNPSベンチマーク調査2017結果を発表~キャリアアドバイザーの一層のサービス向上に期待:NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン) は、転職エージェント業界を対象に、顧客ロイヤルティを図る指標であるNPS(R)の業界ベンチマーク調査を実施しました。この結果、最もNPSが高いのは、ジェイ エイ シー リクルートメント(以下JACリクルートメント)となりました。
業界全体の特徴として、「キャリアアドバイザーのカウンセリング力」や「紹介案件の質」、「応募先企業との交渉力」など、キャリアアドバイザーが提供する一連のサービスに対し満足度が低くなっており、一層のサービス向上が期待されていることが分かりました。
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<調査結果のポイント>
1.転職エージェント業界のNPS1位はJACリクルートメント
転職エージェント6社のうち、NPSのトップはJACリクルートメント(-33.0ポイント)。最下位の企業との差は20.1ポイントであり、6社の平均は-41.2ポイントとなった。
業界全体でもっとも回答が多かった推奨度は「5(どちらともいえない)」の25.1%となった。
2.キャリアアドバイザーに関連した項目は重要度が高いにもかかわらず満足度が低い傾向
「企業の信頼性」「キャリアアドバイザーのカウンセリング力」など15の要因別に重要度および満足度をきいたところ、重要度が高いにもかかわらず、満足度が伸びなかった(重要度と満足度のギャップがもっとも大きかった)項目は、「キャリアアドバイザーのカウンセリング力」、「紹介案件の質の高さ」、「紹介案件数の豊富さ」、「応募時や企業面接前後の的確な情報提供」など、キャリアアドバイザーが提供するサービスが並んだ。一方、サイトの使いやすさなど、インフラ的な項目では、重要度と満足度のギャップは比較的小さかった。
3.利用の決め手となった情報源の1位は転職エージェントのウェブサイト、2位は比較サイト、3位は口コミ
利用する際の決め手となった情報源を調査したところ、1位は「転職エージェントのウェブサイト」(59.1%)、2位は「比較サイトでの評価」(25.7%)、3位は「家族や友人・知人からのお薦め」(口コミ)(22.4%)、4位は「利用者によるウェブサイトやブログ」(14.3%)。
決め手となった情報源別にNPS®を比較したところ、「転職エージェントのウェブサイト」は平均-34.9ポイント、「比較サイトでの評価」は-29.4ポイント、「家族や友人・知人からのお薦め」(口コミ)は-22.0ポイント、「利用者によるウェブサイトやブログ」は-16.0ポイントとなった。
情報源上位の項目の中では、「家族や友人・知人からのお薦め」や「利用者による」コメントなど、リアルおよびウェブでの口コミ関連項目のNPS®が高くなった。
<調査概要>
調査対象者: インターネットリサーチモニターのうち、3年以内に転職エージェントに登録した人
調査方法: NTTコム リサーチ*による非公開型インターネットアンケート
調査期間: 2017年5月15日(月)~2017年5月22日(月)
有効回答者数: 1,178名
回答者の属性:
【性別】男性:67.5%、女性:32.5%
【年代】20代以下:30.8%、30代:31.2%、40代:18.9%、50代:10.0%、60代以上:9.1%
<NPS(R)ベンチマーク調査とは>
NTTコム オンラインでは、NPSをより活用いただくために、日本市場で基準となる指標の提供を目的として、NPSベンチマーク調査を実施してきました。
2017年度は、業界数やサンプル数の拡充を図り、業界リーダーとなる1位企業の表彰など、より一層充実した形で、NPSベンチマーク調査を展開していきます。また、NPSベンチマーク調査データの販売も行っております。是非ご活用ください。
NPSベンチマーク調査についてはこちらからご覧ください
<NPS(R)とは>
NPS(Net Promoter Score)とは、「友人や同僚に薦めたいか?」という質問への回答から算出される、顧客ロイヤルティを図る指標です。欧米では公開企業の3分の1がNPSを使用しているといわれ、日本においてもNPSを活用する企業が増えてきています。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社 http://www.nttcoms.com/ /8月8日発表・同社プレスリリースより転載)