「Lacrasio(ラクラスイオ)」
人件費のプロジェクト別原価管理機能を追加
ラクラス(東京都文京区、北原佳郎・代表取締役社長)は、「LacrasioTM(ラクラスイオ)」
付加サービスとして、ASPで提供しているWebワークフローの就業管理に工数管理機能を統合し、プロジェクト別の原価情報を算出・提供するサービスを開始しました。
Lacrasioを利用する企業の社員は、同社がASPで提供するWebワークフローに、就業時間とともにプロジェクト別の工数(時間)配分を入力できます。同社は、個人別に集計された就業時間と当社が管理する人事基本情報を用いて給与計算を行い、その結果を企業の人事部門に提供します。それと同時に同社は、プロジェクト別に集計された工数と人件費単価から、人件費のプロジェクト別原価を算出し、その結果を企業の経営管理部門に提供します。
このプロジェクト別原価管理機能により、企業は、プロジェクトごと、工程ごとに集計された人件費をタイムリーに把握し、プロジェクトごとの売上と比較することで、経営管理に活かすことができるようになります。また、社員が就業管理表(タイムカード等)と工数管理表の両方に入力するという重複作業もなくなります。
プロジェクト別の原価を把握することは、これまでも常に経営管理上の大きな課題でした。特に、システムエンジニアやコンサルタントといった職種は、複数のプロジェクトにまたがって作業を行うことが通常です。社員の人件費を各プロジェクトに正確に配分し、プロジェクトごとの売上と比較することが、プロジェクト別の損益管理を行う上では必要不可欠です。
ところが多くの企業においては、就業管理という人事側からの要求と、工数管理という経営管理側からの要求は、別個のものとして扱われてきました。このため社員は、タイムカードを人事部に提出するのに加えて、工数管理表を経理部に提出するという重複作業を余儀なくされていました。そして人事部門と経営管理部門は、それぞれの目的のために、タイムカードと工数管理表を個別に収集し集計してきたのです。
戦略管理会計制度構築コンサルティングを行うグローウィン・パートナーズ( http://www.growin.jp/index.html )の代表取締役パートナーであり公認会計士でもある佐野哲哉氏は次のように説明します。
「人件費をプロジェクト別に管理することは、管理会計上の重要な事項です。にもかかわらず、多くの企業において人件費のプロジェクト別原価管理は、ワークシートを配布し回収し集計するという手作業中心のやり方で行われてきました。これまで経理部門は、売上と原価を紐づけるために多大な工数を割いてきたのです。
就業管理機能と工数管理機能をWebワークフローで提供し、給与計算と人件費のプロジェクト別原価管理を一括して提供するLacrasioの仕組みは、その工数を大幅に削減するでしょう。経営者はプロジェクト別の損益を正確に把握することで、次の一手をタイムリーに打てるようになるでしょう」。
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ラクラス株式会社 セールス & マーケティング
Tel:03-5842-2411/メール:contact@lacras.co.jp
(ラクラス http://www.lacras.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月8日)