インテリジェンスが9月のアルバイト平均賃金を分析
関東は前年増加率4%水準を維持・関西も堅調に推移
総合人材サービスを展開するインテリジェンス(東京都千代田区、鎌田和彦・代表取締役 社長執行役員)では、関東及び関西エリアで発行するアルバイト情報誌及びアルバイト求人サイトに掲載された求人情報から98職種(※)について、アルバイトの平均賃金を分析しています。9月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
※接客を伴う酒類提供職種及び職種分類が明確でない募集を除いています。
(2002年1月集計スタート時98職種。2005年1月より一部対象職種の細分化により98職種)
※該当媒体は、「an」「Web an」「モバイル an」「Free an」の4媒体となります。
【 関東エリア概況 】
9月のアルバイト求人情報98職種平均時給は1,041円(前月1,047円、前年同月1,001円・4.01%増)となっています。金額、対前年比とも2カ月連続前月を下回る結果となっていますが、前年増加率は4%と依然増勢にあり、2006年5月以降4%前後の増加が継続しています。
職種別の内訳では、販売職(963円)を除く全職種で1,000円を超えています。中でも専門職は突出して高く、1,228円となっています。対前年増加率は、フード(一般)職が6.36%増、金額にして62円プラスと非常に大きく伸びています。一方、専門職・営業職は、前年同月を下回りました。
【 関西エリア概況 】
9月のアルバイト求人情報98職種平均時給は981円(前月970円、前年同月952円・3.06%増)となっています。時給は前月から29円増加し、対前年増加率でも3.06%増と前月・前年ともに上回っています。
職種別の内訳では、専門職(1,221円)の時給が最も高く、次いで営業職(1,126円)となっています。前年同月と比べると、関東同様フード(一般)職が前年増加率3.95%増で最も増加幅が大きく、次いで技能・労務職の3.64%増が続いています。一方、運輸関連職(4.34%減)は前年を下回っており、今月で4カ月連続の前年割れとなっています。
【 今後の予想 】
好調な景気を背景とした求人数の増加に、少子化による若年層の労働力人口減少が重なって、人手不足感が強まっています。例年、10月から11月にかけては、年末商戦に向けたアルバイト需要の高まりにより平均賃金が上昇する傾向がみられることもあり、平均時給はまだしばらく高い水準で推移する傾向が続くと考えられます。
(インテリジェンス http://www.inte.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・10月25日)